anttiorbの映画、映像の世界

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四十九日のレシピ

2013年作品、タナダユキ監督、永作博美主演。
 
電話を取ると、聞いたことのある女の声がした。  「私、子どもができたの。 浩之さんが言えないみたいだから私が言うけど、浩之さんと離婚してくれます?」
百合子(永作博美)は子供ができなかった。  40歳に近くなっていても、いまだに努力をしているが。  今も妊娠するための本を読み実行していたが、何もかも嫌になった。
電話の向こうで、浩之(原田泰造)の声も聞こえた。  しかし奥から百合子を呼ぶ義母の淑子(赤座美代子)の声がした。 体のいうことが効かない義母の面倒は百合子が見ているのだった。 足をさすっていると浩之が帰ってきた。
次の日、百合子は離婚届に判を押し、そのまま家を出て実家に向かったのだった。
一方実家では、妻に先立たれた父・熱田良平(石橋蓮司)が途方に暮れていた。 妻の熱田乙美(執行佐智子)は突然ぽっくり逝ってしまった。 少し前に、釣りに行くとき作ってくれたコロッケサンドが、ソースがしみていたので怒ってしまって、そのまま出て行った良平は後悔していた。 
その時突然入ってきた女・井本(二階堂ふみ)。 自ら“イモ”と名乗る彼女は、ズカズカと上がり込むと、乙美が生前に作っていた“暮らしのレシピ”カードを取り出し、“これ、やろう!”と告げる。 何が何だかわからない良平だが、乙美はイモに事細かに託していたのだった。
百合子が帰ってきたとき、ちょうどイモに良平は背中を流してもらっているときだった。 若い女が上がりこんで、一緒にお風呂に入っている。 仰天した百合子は父にあきれ返るが、二人から事情を聞き、一応納得をするが、もう自分が帰って来たから、イモにもう来なくていいと告げる。 
しかし彼女はもう前金を貰っているし、私の役目は四十九日をすることで、それまでの準備をすることと言う。 戸惑う良平と百合子。 その四十九日とは一体どんなものなのか? それはレシピに書いてあった。 
「みんなが楽しく飲み食いする“四十九日の大宴会”」 と・・・ 
 
これはNHKのドラマだったんですね。 さぞ良質なドラマだったんでしょう。 これは結構泣けましたし、ちょっと映画では尺の関係で描ききれなかったところがいっぱいあると感じました。 物語にはいろいろ考えさせられるテーマがいっぱいありました。 不倫だったり、不妊だったり、そして後妻だったり。 
しかし亡くなった後も家族のことを考えもし何かあったらと用意をして死んでいった乙美さんに何故か泣けちゃいました。 彼女の若いころを荻野友里さんが、亡くなる直前を執行佐智子さんが演じていますが、百合子の小さいころの回想シーンが多いので荻野さんが主に描かれていました。 そこに乙美の生い立ち、今までの境遇、そして人となりがちりばめられていきます。
生きている時は何気に済ましてしまうその人との距離や接し方ですが、いなくなって初めて感じるということはいっぱいあると思いますが、まさに乙美の残したものの大きさを、初めて良平や百合子が感じていくところが、わが身に置き換え鑑賞していました。
イモ役に二階堂ふみが起用され、もうこんな役をやる年になったんだなと思っちゃいましたね、ほとんど顔が解らないメーク?で、言われないと彼女と分かりづらいんですが、もう彼女は何でもできる良い女優ですね。
IMOTOというの隠語になっているんですね。 それに気づいた?良平ですが、でもそれはぼかした表現にしています。 ちょっと後の年配の集団がうるさくて残念でしたが、それを差し引いてもいいドラマ作品でした。でも浩之と一緒では百合子は幸せになれないのでは?とも思いましたが。


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傷つきかえってくる百合子だが、こんな父を見たら!

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生前自分に乙美が託したレシピを見せるIMOTO

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そしてもう一人の助っ人が、日系ブラジル3世のハル

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そして乙美の生前を振り返り始めるのだが…

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心からの四十九日


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