anttiorbの映画、映像の世界

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キャリー(1976年版)

 
授業でバレーボールをしていた女の子たちだが、キャリー(シシー・スペイセク)はみんなから疎まれていた。 何をやってもどんくさいのだ。 更衣室でもはしゃぐ彼女たちだが、一人ひっそりと着替えるキャリー。 しかし突然彼女は悲鳴を上げた。17にして初潮を迎えたのだが、彼女には何かわからなかったのだった。 何の騒ぎかとコリンズ先生(ベティ・バックリー)が更衣室にやってくるが、 周りの女の子たちはただバカにしていて、キャリーは一人でパニックになっていた。 スー(エイミー・アーヴィング)に事情を聞く先生が止めに入り、騒ぎは収まった。 はやし立てた張本人はクリス(ナンシー・アレン)をはじめとしたグループだった。
キャリーは校長室に呼ばれ、今日は早退するようにと言われる。 しかし校長はキャリーの名前も覚えていなかった。 何度も間違えられイライラするキャリーだが、そこで異変が起きた。 灰皿が吹っ飛んだのだ。
また帰り道、自転車に乗っている少年が「お化けのキャリー」と馬鹿にするのだが、キャリーが睨むと自転車ごと転んでしまった。 キャリーの母は狂信的な正統キリスト教信者で近所の人から別な意味で疎まれていた。スーの母の家に行っても迷惑がられているのだが、一向に気にしない。 早々に寄付を払って追い出されてしまう様だった
家に帰るとキャリーは、母に怒られると思いびくびくしていた。 母は怖かった。「女になったのね」そう言うと性を罪悪、肉体の成長はよこしまな邪念の現われだといい、狭い部屋に閉じこめられてしまった。 その部屋にはキリスト像があり、キャリーは必死に祈った。 しばらくしておちついたきゃりーは一人自分の部屋に戻ったのだったが、彼女は悲しかった。 そして感情が高ぶりガラスが割れてしまった。 キャリーには特殊な能力が備わっているのだ…
 
血だらけの少女のイメージが強い「キャリー」ですが、血の描写はラストのハイライトシーンと、この初めの生理になるシーンくらいで、実はあまりない作品ですね。
もう40年近く前の作品で、見たのも相当前ですが、ラストの舞踏会での豚の血で真っ赤に染まったキャリーも、自分の血ではありませんが、逆にその姿が一層悍ましいものに見え、ここから最後の30分弱が圧倒的な迫力で迫ってきます。 キャリー役のシシー・スペイセクは当時もう20台半ばを過ぎてからの起用なので、今から見るとちょっと年齢と会わない感じですが、周りの女の子たちも良く見ると結構年が上ですよね。
フィラデルフィア・エクスペリメント」のヒロイン役のナンシー・アレンはいじめっ子役で出ていますが、彼女も同い年ですね。 
ホラー作品ですが、のっけから結構色っぽいシーンが多く、意外とコリンズ先生役のベティ・バックリーもそんなに年が変わらず負けずに色気を振りまいています。今回37年ぶりにリメイクされたので見直しましたが、今の作品みたいにCG処理ができない中、最後に溜めて一気に見せるところはなかなかいい作りだったことを改めて思いました。 さてクロエちゃんのリメイク版はどうでしょうか?
 
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1作目では、母親の狂信性がのっけから出ていますね
 
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校長の軽さが出ているところです。口だけで心配していましたね
 
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