anttiorbの映画、映像の世界

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幸せのレシピ

2007年作品、スコット・ヒックス監督、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ出演。


ケイト(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)はセラピーを受けている。 セラピスト(ボブ・バラバン)に自分の自慢のレシピを話している。
実は店のオーナーのポーラ(パトリシア・クラークソン)に言われてセラピーに通っているのだが、何故か彼女はわかっていない。 やっとシェフを任された彼女、ここは彼女の城。 ポーラはお得意様に挨拶に頻繁に行けという。
ほめてくれる客は好きだが、ケチをつける客には絶対妥協しない。 そんなケイトにポーラはちょっと困り顔。
下の階にシングルファーザーのショーン(Brian F.O’byrne)がいるが、ちょっと彼女にはうっとうしい存在。 
彼女は朝4時に起きて市場に向かう。 自分で食材になる魚を見たいからだ。 それだけ彼女の生活は一途だった。 
ある日姉のクリスティーン(アリア・バレイキス)はシングルマザー、娘のゾーイ(アビゲイル・ブレスリン)と尋ねてくる事になった。 何を作ってもてなそうか、そんなことを考えるケイトだったが、二人に悲劇が起きてしまう。 二人は事故に遭い、姉は即死、しかしゾーイは奇跡的に軽傷で済んだ。
病院に向かい、ゾーイと会うケイト。 そしてゾーイに聞かれる。 「お母さんは死んだの?」 そしてケイトはうなずくのだった。 ベッドの上で泣くゾーイ。 ケイトも家に帰ると留守電が入っていた。 クリスティーンの最期の言葉だった。
「遅れそう」 そういうメッセージだった。 その足でケイトは店に向かう。 驚くポーラと部下たち。
仕事に戻るケイトだが、傍から見ても冷静さはなかった。 でもケイトにとってはつらい気持ちに浸りたくないのだったが、ポーラはケイトに1週間休むように言うのだった。
そしてケイトはゾーイを引き取ることになり、しばらく休暇を取ることになった。 そして復帰すると見慣れない男がいた。 彼の名はニック(アーロン・エッカート)といい、ポーラが副料理長として雇ったのだった。 調理場に雰囲気は一変して明るくなっていたのだった・・・

冒頭の自動車事故が痛ましいです。 でも料理一本で生きてきたケイトにとっては、姪のゾーイと一緒に住むことが彼女を変えていくきっかけになるとは、人生というのはわからない物ですね。 そんな作品です。
主人公のキャサリン・ゼタ=ジョーンズは可憐なヒロインというより、こんな感じの強い女が似合いますが、「ロック・オブ・エイジス」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/8652442.html のキレキレの演技とは違った強い女を演じていました。
この作品は2001年のドイツ映画のリメイクだそうですが、時間をおいてオリジナルも見たいですね。 
相手役のアーロン・エッカートは繊細だけど今一つ踏み出せない、でも腕は確かな料理人という設定ですが、優しい心の持ち主で、非常に好感のもてる位置づけでした。 今年も話題作に出るみたいなので楽しみですね。おいしそうな料理も味わえるほんのりとした作品でした。

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突然の母の死、なかなか笑わなくなってしまったゾーイ

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休んでいるときに入ってきたニック













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ニックには打ち解けていくゾーイ


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笑いを取り戻していくゾーイ

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そして・・・

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