ダブル・ジョパディー〟…同じ罪で二度罰せられることはない(法律の条項)。
平凡な主婦リビー(アシュレイ・ジャッド)は、ハンサムな夫ニック(ブルース・グリーンウッド)、と幼い息子マティ(ベンジャミン・ウィアー)と幸せな生活を送っていた。
ある日、夫婦だけでヨットで出かけることになった二人、新婚のようなひと時を過ごしたリビーだったが、眠りから覚めると、そこらじゅうに血痕が、慌ててニックを探すが彼の姿はなかった。 そしてそこには血の付いたナイフがあった。
ニックに高額の死亡保険金がかけられていたことから、ニックを殺して死体を海に捨てたとして、リビーは夫殺しの容疑で警察に逮捕されてしまうのだった。 リビーは息子・マティを親友・アンジー(アナベス・ギッシュ)に預けて刑務所に入ってしまう。 裁判でもなかなか無罪は立証されなく、彼女は無実を訴え続けていた。 しかし、その後アンジーとマティが消息不明となってしまうのだった。
刑務所仲間とともに調査すると、なんとかアンジーはサンフランシスコに引っ越していた。 すぐにマティを呼ぶと彼の 「パパ!」 と呼ぶ声が聞こえるのだった。 そう、ニックは生きており、アンジーはニックと暮らしているのだった
平凡な主婦リビー(アシュレイ・ジャッド)は、ハンサムな夫ニック(ブルース・グリーンウッド)、と幼い息子マティ(ベンジャミン・ウィアー)と幸せな生活を送っていた。
ある日、夫婦だけでヨットで出かけることになった二人、新婚のようなひと時を過ごしたリビーだったが、眠りから覚めると、そこらじゅうに血痕が、慌ててニックを探すが彼の姿はなかった。 そしてそこには血の付いたナイフがあった。
ニックに高額の死亡保険金がかけられていたことから、ニックを殺して死体を海に捨てたとして、リビーは夫殺しの容疑で警察に逮捕されてしまうのだった。 リビーは息子・マティを親友・アンジー(アナベス・ギッシュ)に預けて刑務所に入ってしまう。 裁判でもなかなか無罪は立証されなく、彼女は無実を訴え続けていた。 しかし、その後アンジーとマティが消息不明となってしまうのだった。
刑務所仲間とともに調査すると、なんとかアンジーはサンフランシスコに引っ越していた。 すぐにマティを呼ぶと彼の 「パパ!」 と呼ぶ声が聞こえるのだった。 そう、ニックは生きており、アンジーはニックと暮らしているのだった
リビーは刑務所仲間で元弁護士のマーガレット(ローマ・マフィア)からアメリカ合衆国憲法修正第5条に定められた “二重処罰の禁止” の事を聞き、ニックへの復讐を決意する。 まずそのためには罪を認め、刑期を定め模範囚となることも教わるのだった。
故郷を訪ねたリビーは、母親が畑に隠してあった現金を譲り受ける。 アンジーの事務所で手に入れた情報から、リビーはアンジーの居場所をとうとう突き止めるのだが、なんとアンジーがガス爆発事故で死亡したことを知るのだった。
その記事に載っていたアンジーの写真の横にあったカンディンスキーのリトグラフ(版画)から、リビーはニックとマティの居住地を割り出すのだった…
その記事に載っていたアンジーの写真の横にあったカンディンスキーのリトグラフ(版画)から、リビーはニックとマティの居住地を割り出すのだった…
監督はブルース・ベレスフォード、「ドライビング Miss デイジー」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14599361.html は秀作で面白かった。 その10年後に製作のサスペンス作品ですね。
主演はアシュレイ・ジャッド、「コレクター 」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14845105.html で後半のヒロイン役でした。 そして夫のニック役でブルース・グリーンウッド 近作は 「パパが遺した物語」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13523844.html 「ビロウ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14389267.html にも出演していました。
物語は主人公リビーの復讐、そして愛する息子を取り戻すためにニックを追うお話です。 もちろん死んだことになっているニックは、名前を変え、ホテルを構え資産家になっています。 まあいったん死んでチャラになったところから、あくどく設けたのか? いやおそらくアンジーの保険金をせしめたんでしょうし、アンジーは事故死になっていますが、殺したんでしょうね。
この題名の “ダブル・ジョパディー” というのは面白いですね。 同じ人間を二度殺せない。 当たり前のことですが、普通はあり得ないことが今作では起こってしまい、もう裁かれはしないオチになっています。
彼女の目的のウェートは復讐よりも、息子との再会。 しかし幼いころに引きはがされ、はたして息子は母の顔を覚えているのか? それが本当のラストになっているところは、監督の上手さだと思います。
ただのサスペンスでは終わらないラストシーンが良いですね。