anttiorbの映画、映像の世界

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アイネクライネナハトムジーク


仙台駅前。 大型ビジョンを望むペデストリアンデッキでは、日本人初の世界ヘビー級王座を賭けたタイトルマッチに人々が沸いていた。
そんな中、訳あって街頭アンケートに立つ会社員・佐藤(三浦春馬)の耳に、ふとギターの弾き語りが響く。 歌に聴き入るリクルートスーツ姿の本間紗季(多部未華子)と目が合い、思いきって声をかけると、快くアンケートに応えてくれた。 紗季の手には手書きで「シャンプー」の文字。 思わず「シャンプー」と声に出す佐藤に紗季は微笑む。
元々劇的な〈出会い〉を待つだけだった佐藤に、大学時代からの友人・織田一真矢本悠馬)は上から目線で〈出会い〉の極意を説く。 彼は同級生の由美(森絵梨佳)と結婚し、2人の子供たちと幸せな家庭を築いている。
変わり者ながらも分不相応な美人妻と出会えた一真には不思議な説得力がある。 佐藤は職場の上司・藤間(原田泰造)にも〈出会い〉について相談してみるが、藤間は愛する妻と娘に出て行かれたばかりで、途方にくれていた。
一方、佐藤と同じく〈出会い〉のない毎日を送っていた由美の友人・美奈子(貫地谷しほり)は、美容室の常連客・香澄(MEGUMI)から紹介された、声しか知らない男に恋心を抱き始めていた。
10年後―。織田家の長女・美緒(恒松祐里)は高校生になり、同級生の和人(萩原利久)や亜美子(八木優希)と共にいつもの毎日を送っている。
そして佐藤は、付き合い始めて10年になる紗季に、意を決してプロポーズをするが…
 
原作小説は伊坂幸太郎作ですね。
監督は今泉力哉、「愛がなんだ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15947942.html が近作ですね。
主演は三浦春馬、「コンフィデンスマンJP」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15963524.html 以来の映画ですね。
そして多部未華子、「多十郎殉愛記」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15952520.html が近作となります。
 
物語は10年前から始まります。 出会いは偶然から始まるという、ちょっと気の長い女性との出会いを求めていた佐藤は、街頭アンケートの時に、偶然路上ライブを一緒に見ていた女性に惹かれます。 彼女はシュウカツ中なんですね。 そして、再会は意外なところでした。
そして、日本初のヘビー級王者になったウィンストン小野、彼は携帯電話だけで話している女性がいました。 “じむしょく” といって理解していたのは美奈子でした。 彼はボクサーだと言わず、紹介した姉の香澄から試合前日に明かされました。 事務職と言うのは、ボクシングジムの所属しているからでした。
いろんな人間関係が交差した作品、10年後の姿、プロポーズ、そして復帰戦になって行きます。
 
今作は、そんな10年がかりの人間ドラマ、そして当時少女だった一真と由美の娘が高校生となり、彼女も新しい世界を知っていくというお話にも、心が温まりますね。 小説を読みたくなる作品、人間の心はいろんなところで癒され、励まされる、そんな物語です。
 

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二人とは学生時代からの親友、出会いを諭される

 

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先輩の藤間は妻に出て行かれてしまった

 

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そして藤間のおかげで街頭に、そして彼女と出会う

 

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一方、弟を彼女に紹介される美奈子

 

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高校生になった美緒

 

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そして10年がかりでプロポーズする佐藤

 

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カトリックスクールの怪異

2018年作品、ミカイル・レッド監督、べア・アロンソ チャロ・サントス・コンシオ ジェイク・クエン カマクセン・マガロナ出演。

カトリックスクールのサンタルシア女学園では怖い噂があった。 エリカ(Gillian Vicencio)という女子学生がトイレで首つり自殺して以来、深夜になるとトイレにエリカが現れるというのだった。
この日はアナが深夜にトイレに行きたくなり、ジョイスに「一緒にいって?」と頼むが無視されまる。恐る恐るアナがトイレに入ると、そこにはエリカがいた。 その場で倒れて、頭のおかしくなったアナは学校からいなくなるのだった。
サンタルシア女学園でカウンセリングを担当する教師のパット(べア・アロンソ)は、夜になるとエリカの霊が見えるようになる。 パットはエリカに親身になって話をするが、エリカの霊は何も答えない。
クララ( Mary Joy Apostol)という女学生が殺され、用務員のフィデルが犯人として逮捕された。 担当刑事のフリアンと話をしたパットは、フィデルはすっと昔から勤めていて、クララを殺す動機がないと言う。フィデルもはじめはそう思ったと言う。
校長のアリス(チャロ・サントス・コンシオ)が、連続する事件について、教職員に対し午後6時までに帰ることを命じた。 そして宿舎生活の女学生たちには、どこに行くときも二人ペアでの行動を命じる。 規則を守らず、自分の部屋にいたパットは気配を感じ、校内を調べました。そこにはクララの霊がいた。
パットは「誰に殺されたの?」とクララに聞くが、その時、見回りに来たアリス校長に見つかってしまう。 アリスは規則を守らないと停職処分にすると脅した。 翌日、女学生のジョイス(Gabby Padilla)がトイレでリストカットしていた。 幸い未遂に終わり、ベッドにいるジョイスは、アナと一緒にトイレに行かなかったことを悔やんでいた。 するとパットは、自分の兄がリストカットして自殺した話をして、あなただけは絶対私が守ると言うのだった・・・

シンガポールとフィリピンが製作国のホラーでした。
監督はミカイル・レッド、日本公開作品はあるようですが、未見です。
主演はべア・アロンソ、初めて見るフィリピンの女優さんですね。
 
物語は自殺のあった学園のお話です。 そこに赴任してきた、ちょっと見えてしまう教師が、そのエリカと言う自殺した霊とコミュニケーションをとろうとしますが。 しかし、殺人が行われ、さらにさらなる自殺も起きてきます。
 
今作もアジアンホラー、そしてその因縁にまつわる殺人も絡んでくる、サスペンス要素も入っている作品でした。
 

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サンタルシア女学園で

 

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しかしこの学園には

 

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ある事件が起きていた

 

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そして霊が見える

 

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自殺した生徒がいるというのだった

 

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初恋ロスタイム

2019年作品、河合勇人監督、板垣瑞生 吉柳咲良 石橋杏奈 竹内涼真出演。

幼少期の母の死をきっかけに、何事にも頑張っても無駄だと考え、無気力な日々を送る浪人生の孝司(板垣瑞生)。 いまは浪人生の立場だが、志望校の医大から、ランクを落とし、担当教師から指摘を受ける。 しかし相葉孝司は、父に縛られていると感じ、勝手に志望校を変更していた。 そんなある日、世界の人、モノ、車といったあらゆるものが静止するという不思議な現象に遭遇する。
その時刻は12時15分。 孝司は授業中だったが、なぜか孝司だけが動くことができた。彼は学校を出て、街に繰り出すことにする。 すると、自分のほかに、もう一人動くことのできる少女と出会う。
公園の噴水のところで、こちらに向かって笑っていた。 しかし、その後、フイに時間の流れが戻り、それだけではなく止まった場所、そしてその続きの時間に戻っていた。何事もなかったように世界は戻ったが、その時の記憶はしっかり彼に刻まれていた。
そして次の日もその瞬間が訪れ、孝司は彼女の制服から、その女子高に向かう。 教室にはいなかったが、芝生のところで寝ている彼女を見つける。 彼女は篠宮時音(吉柳咲良)。 そして約1時間、2人は、毎日12時15分に1時間だけ起きる、その不思議な時間を“ロスタイム”と名付けるようになっていく。
しかし、その“ロスタイム”には、ある秘密が隠されているのであった・・・
 
これはなかなか温かいファンタジーでした。
監督は河合勇人、この手の作品はもうお得意ですね。「かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/09/13/060000 も公開中です。
主演は板垣瑞生、「ホットギミック ガールミーツボーイ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15986545.html に出演したいました。
ヒロインは吉柳咲良、「天気の子」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15991862.html では凪君の声を担当していました。
 
物語はある日突然回りの時間が止まってしまうお話です。 約1時間、誰もが、何もかもストップしてしまう世界の中で、動けるのはたった二人、孝司と時音は仲良くなっていきます。 そしてある日、料理が上手くなっていた孝司に、家でできたてが食べたいと言い出します。 そして彼女が家にやってきて、彼女用のお箸をプレゼントします。しかし彼女はこれで会うのは最後だと謎の言葉を残します。
 
今作はこの後急展開を見せます。 そしてもう一組、時間が止まる経験をしている二人が過去にいるんですよね。 初めは二つの存在が時間を隔てて一緒だと思うんですが、この急展開でそうでは無い事がわかります。
そして今作で映画デビューのさくらちゃん、彼女はいいですよ! ホリプロタレントスカウトキャラバンで2016年のPURE GIRL 2016に選ばれただけあります。 超輝く存在です。 彼女を見るだけでもいく価値ありです。
 

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周りが全部止まってしまう

 

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しかし彼女だけが動いていた

 

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そして仲良くなっていく二人

 

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料理が上手い孝司はお弁当を

 

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そして毎日のように会っていく二人は

 

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そして彼も時間が止まる体験をしていた

 

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東京無国籍少女

2015年作品、押井守監督、清野菜名 金子ノブアキ 吉永アユリ 花影香音出演。
 
女子美高等専門学校で日々、創作活動に励む生徒たち。 その中に、かつて“天才”と呼ばれた藍(清野菜名)がいた。 事故による怪我の影響で心に傷を抱えた彼女は、今は眠ることも出来ず、授業もドロップアウト
ただ1人、謎のオブジェを作り続けていた。 そんな藍を再び広告塔として利用するため、教頭(本田博太郎)は全てを黙認。 だが、決して学園の外に出そうとはしなかった。
特別扱いされる藍を苦々しく思う担任教師(金子ノブアキ)と、嫉妬を募らせる同級生たち。 執拗なイジメと嫌がらせを受けながらも、藍は唯一、自分の身を案じてくれる保健医(りりィ)にも心を開くことはなかった。
やがて、心が休まることのない憂鬱な日々は、藍の中で目覚めた“なにか”によって崩れ始める……。
群発する地震。 響く大量の鳥の羽音。学園内に流れ続けるクラシック音楽。 そして繰り返される謎の声“お前はなぜ、ここにいる?”……。
 
実写作品ですね。
監督は押井守、「ガルム・ウォーズ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14157808.html が同じ年に公開されていましたね。
金子ノブアキは最近良い感じで特徴のある役をしていますね。「Diner ダイナー」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15987170.html が近作ですね。
 
物語は藍という女子高校生のお話です。 心を開かない彼女は美術の才能がある生徒でした。 しかし事故で心を病んでしまい、一切の係わり合いを絶ち、謎のオブジェを作り続けています。
そんな彼女を利用しようとする人物と、さらに彼女を攻撃する同級生も。しかし、彼女の世界はなにかゆがんでいます。
 
今作は、途中までは学園ドラマとなっています。 それも一人の少女をいじめていく陰湿さがあるんですが、実は実態はそうではないんですね。 押井作品らしさがだんだんと出てくる。 ラストは世界が一変してしまいます。
 

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天才少女の藍

 

 

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しかし彼女は陰湿な虐めに

 

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保険医が庇ってくれ

 

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担任は一歩はなれて見ている

 

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しかし何かがずれている

 

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そして彼女のことを話す二人

 

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見えない目撃者

2019年作品、森淳一監督、吉岡里帆 高杉真宙 田口トモロヲ 大倉孝二出演。

警察学校に通いながら、警察官を目指していた浜中なつめ(吉岡里帆)彼女。 正義感と芯の強さがある彼女は、どのような事態にも真剣に、そして持ち前の強さで熱血に挑んでいて、学校では総代を勤めるほどだった。
しかしそんな彼女の人生を大きく狂わす事故が起きてしまう。 それは当時高校生だった弟をよる迎えに行った時のことだった。 遊びたい盛りの弟を叱りながら、運転席の下に落ちたアクセサリーを拾おうとした時、誤って事故となり、そのショックで視力を失い弟を車の中から助ける事が出来ず、車は炎上してしまった。
それから3年。 失ったのは、視力、警察官への道だけではなく、生きる活力だった。心療内科に通い、盲導犬のパルと共に、淡々と暮らす日々となってしまい、弟の墓参りにも足がすくんでしまうのだった。
とある日の夜、彼女はパルと共に接触事故に遭ってしまう。 音からすると、スケボーの音が聞え、車とそのスケボーに乗っていた人物がなんらかを話していたが、そのあと車に近づいた時、彼女の研ぎ澄まされた聴力によって、車の中から少女が助けを求める声が聞こえたのだった。 そして、視覚以外の感覚を使い、これは誘拐事件であることを確信するなつみだった。 その時、なつみに昔の正義感と活力が蘇る。
彼女は、すぐに警察に駆け込み、一部始終を話すが、長者町警察署捜査一課・強行犯係の刑事・吉野直樹(大倉孝二)には目が見えないのに、そこまではわからないだろうとあしらわれてしまう。 一緒に話を聞いてくれたのが、来年定年を迎えるベテラン刑事の木村友一( 田口トモロヲ)だが、なつみはもうひとりの接触者である国崎春馬(高杉真宙)の存在を訴え、二人の刑事はようやく彼にたどり着く。 しかし始め春馬は軽くあしらうような感じで何も聞えなかったとそっけない。 しかし彼女は車の構造を推理し、春馬をもこの事件を調べることに巻き込んでいく。
当初はなつみの言っている事に耳を傾けなかった警察だったが、犯人への手がかりが具体化してくると、遂に警察も動き始めることになっていくが、そこで春馬がまず狙われる。
そしてとうとう車のナンバーからある男が浮かび上がってくるが、その男は死体で発見されるのだった・・・

イヤー、これは面白く、怖くて、残酷でした。 さすが韓国オリジナルですね。
監督は森淳一、「リトル・フォレスト」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/MYBLOG/yblog.html?fid=0&m=lc&sk=0&sv=%A5%EA%A5%C8%A5%EB%A1%A6%A5%D5%A5%A9%A5%EC%A5%B9%A5%C8 を撮っていますね。 これは逆に韓国でリメイクされています。
主演は吉岡里帆、「ホットギミック ガールミーツボーイ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15986545.html にチラッと出演していました。
そして高杉真宙、「映画 賭ケグルイ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15956701.html が近作ですね。
 
物語は、不幸にも視力と弟を同時になくした、優秀な警察官のお話です。 そして彼女は警察も辞め、一応家で仕事はしていますが、心も少し病んでしまいました。 信頼できるのは盲導犬のバルだけ、そんな時ある接触事故に遭遇したことから、彼女は警察官の感と、鋭い聴覚から、誘拐事件ではと疑い始めます。 警察は始めは証拠も彼女の証言だけなんで、半信半疑ですが、だんだん彼女の指摘が的を得ていることから、恐ろしい連続殺人事件がわかってきます。
 
今作は韓国作品の「ブラインド」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13401160.html がオリジナルですが、あちらのほうはキム・ハヌルが好演していました。 だから里帆ちゃんはどうかな? と思いましたが、なかなか負けない良い演技をしていました。
主演作に恵まれていませんでしたが、映画でもしっかりと主演を張れる、迫真の演技、これはちょっと残酷な展開もありますが、秀作です。
 

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事故で弟と視力をなくしたなつめ

 

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しかしある日接触事故を起こした車から助けを求める少女の声が

 

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そしてもう一人の目撃者

 

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彼女は春馬を事件の捜査を手伝わせる

 

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そしてとうとう事件が浮かび上がってくるが

 

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犯人から襲われる春馬

 

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タブー -禁断のウェディング-

2006年作品、チト・S・ローニョ監督、クリス・アキノ クラウディン・バレット ブーツ・アンソン=ロア グライザ・デ・カストロ出演。
 
サンディ(クリス・アキーノ)は、デール(ウェンデル・ラモス)とのの結婚式のためにドバイ(アラブ首長国連邦)から、フィリピンに帰国する。 彼女の家に戻ると同時に、サンディの幼なじみのヘレンが数年前彼女の家族と供に死んだと、隣人の家の管理人から聞いてしまう。 それから、彼女は、ヘレンに起こったことを母・テッシー(ブーツ・アンソン-ロア)から聞かされるのだった。
それは近しい家で不幸があった場合、同じ年以内の結婚がののしられるという古い迷信のために結婚式を延期するように助言されたヘレンだったが、彼女は結婚式を計画をやめる事が出来なかった。 そして、結婚式の数週間後に、ヘレンの夫は、飛行機墜落で死んでしまう。
ヘレンが事故現場へと向かう途中、今度は彼女はバス事故で死うんでしまうのだった。さらに、数週間後に、ヘレンの母が突然姿を消してしまう。 そして空き家になった数年の後、彼らの家は捨てられてしまうのだった。
一方、Bibiclatでは、ダイアナ(クローディーン・バレット)とブライアン(バーナードPalanca)は彼らの結婚を祝うのだった。 彼らが結婚披露宴を始めるとき、ダイアナは不可解な花嫁の花まき娘を垣間見ることが彼女を見ているのを見てしまう。
この二人の花嫁の下に、不吉な事が起こり始めるのだった・・
 
フィリピンのホラー作品ですね。
監督はチト・S・ローニョ、多くの作品を母国では撮っているようですね。
主演はクリス・アキノ、もちろん初めて見るフィリピンの女優さんですね。
クラウディン・バレットは2000年に日本公開の作品に出演歴があります。
物語は結婚式にまつわるお話です。同じころに結婚をする二組のカップル、しかし不吉な影が付きまとうと言うお話です。迷信?から、結婚を延期するように年配者から言われますが、若い二人は仕事の都合もあり、そうは行きません。
しかし強行することから、呪われていくんですね。さらに後半は、ある因縁が語られていくんです。
 
今作はフィリピンの心霊ホラー、一種の言い伝えを軽く見てしまうことから、降りかかってくる恐怖ですね。 ねちっこく狙われていく、しかし根底は悲しみなんですが。

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結婚式を挙げるあるカップ

 

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しかし周りでは不吉な事が起こっていた

 

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そしてまつわる因縁

 

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不安な花嫁

 

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そして運命的な出会いをする二人

 

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惡の華

 
2019年作品、井口昇監督、伊藤健太郎 玉城ティナ 秋田汐梨 飯豊まりえ出演。
 
山々に囲まれ、閉塞感漂う地方都市。中学2年生の春日高男(伊藤健太郎)は、ボードレールの詩集 『惡の華』 を心のよりどころにして、息苦しい日々をどうにかやり過ごしていた。
ある日の放課後、教室で憧れのクラスメイト・佐伯奈々子(秋田汐梨)の体操着を見つけた春日は、衝動に駆られ、その体操着を掴んで逃げ出してしまう。 しかし一部始終をクラスの問題児・仲村佐和(玉城ティナ)が一部始終を目撃しており、この一件を秘密にする代わりにある契約を持ちかける。
このことから仲村と春日の悪夢のような主従関係が始まった。 仲村からの変態的な要求に翻弄されるうちにアイデンティティが崩壊し絶望を知る春日。 『惡の華』への憧れと同じような魅力を仲村にも感じ始めていたころ、二人は夏祭りの夜に大事件を起こす・・・
 
なかなかの衝撃作と言って良いんではないでしょうか?
監督は井口昇、「ライヴ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15679311.html 以来見ていませんね。 なかなか時間が合わず、レイトが多いんで難しいんですよね。
主演は伊藤健太郎、「きみと、波にのれたら」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15983456.html では声の仕事をしていましたし、「コーヒーが冷めないうちに」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15703817.html では健太郎名義で出演していました。
そして玉城ティナ、もうこの作品は彼女の作品ですね。エロイというか、もう完全にあっちの世界に行っている狂演でした。「Diner ダイナー」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15987170.html が近作ですね。
飯豊まりえは後半から登場、「いなくなれ、群青」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/09/20/060000 が近作ですね。
 
物語は、普通の高校生男子から始まります。 憧れの女の子はいますが、平凡な彼の名は春日高男。 そんな彼が一瞬の迷いから、彼にとって大事件を起こしてしまいます。憧れの女の子の体操着を盗んでしまい、それをなんと、クラスの問題児の仲村佐和に見つかってしまいます。
奴隷のような契約をすることで、秘密を守ってくれる。 しかしこれが彼を地獄に引き込んで行きます。
 
今作はもうティナちゃんにもう一点集中ですね。 彼女の役どころがもう奇奇怪怪で、先が読めないんですよね。 どうなっていくんだろう、そして高男との関係がなんとも、わからない展開なんです。
祭りの展開がクライマックスですが、そこからもう一回ドラマが展開していく、アブノーマルな世界ですが、見ごたえがある作品です。
 

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普通の中学生だった高男

 

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そしてクラスの問題児の佐和

 

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マドンナ的な存在の奈々子

 

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そしてある日忘れ物を取りに行った時、奈々子の体操着をそして持ち帰ってしまう

 

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そしてそれを佐和に見られ、奴隷のような契約を

 

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