anttiorbの映画、映像の世界

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マイレージ、マイライフ


「なんで見ず知らずの奴に回顧されるんだよ!」 「仕事のできる私を首なんて! あなたは莫大な報酬、わたしは0なんて」 「いきなりなんで…妻になんて言えばいいか」 「失業と家族の死は同じショックだ。 でもこれは自分の死だ」
解雇宣告人として首切りのために雇われているライアン・ビンガム(ジョージ・クルーニー)。 腰抜けの経営者はこんな仕事はできない。 
年間322日、リストラ担当として出張するライアンのモットーは、 “バックパックに入らない人生の荷物はいっさい背負わない”。 講演会で彼はいつもこう言っているのだった。
彼の家は空港だとも思っている。 今日も無駄のない動きで空港のゲートを通り抜け、ホテルでは行列を尻目に、会員優先デスクでチェックイン。 今のところ自分の生き方に疑問を挟む余地は見当たらなかった。
ダラスのホテルのバーで、同じようにレンタカーのキーを持っている女・アレックス・ゴーラン(ヴェラ・ファミーガ)を見つける。 彼女はマエストロ、自分はハーツと言う。コロニアルは最悪だということで意見のあった二人。 お互い名のりあって意気投合する。 
お互いにホテルのカードを出し合い、その中でアメリカン航空コンシェルジュ・キーを見つける。 グラファイト製と言うライアン。 そして二人はベッドへ。
しかし彼女は寝る時は自分の部屋に戻っていった。 その前にお互いの今後の予定をチェックし合っていた。
そんな折、ライアンは姉のカーラ(エイミー・モートン)から、厄介なことを頼まれる。 3週間後に結婚する妹のジュリー(メラニー・リンスキー)のために、彼女と婚約者が写った看板を持ち歩き、出張する先々で写真を撮ってきてほしいというのだ。
そして、ボスのクレイグ・グレゴリー(ジェイソン・ベイトマン)から新入社員のナタリー・キーナー(アナ・ケンドリック)を紹介され、彼女の教育係に任命される。
ナタリーは優秀だが典型的な現代っ子で、いずれは出張を廃止するという合理化案を提出するのだった。 ライアンは穏やかではなかった…

ライアンが自分と同じ境遇のアレックスと知り合い、大人の恋に落ちて行く。 しかし若い新人のナタリーの出現から、歯車がちょっとずつおかしくなっていく話ですね。
しかしマイレージが1000万マイルなんて、想像を絶する話ですね。 でも案外そんな超お忙しいビジネスマンっているのかも。
妹夫婦の写真を持って各地で写真を撮る姿が滑稽ですが、隠された妹の気持ちを知って彼はある決断をします。 そして意を決してもう一つの行動をとるのですが。ヴェラ・ファミーガは「エスター」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/6686669.html では戦う母でしたが、この作品では一見颯爽としたキャリアウーマンで全米を股にかけるんですね。 でも真実はと言う設定も彼女の持つ落ち着いた雰囲気をうまく使っていました。
ドライで合理的なライアンが最後は結構熱いメンタルを見せるちょっとおしゃれな感じのいい作品でした。

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首切り専門職のライアン

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新入社員のナタリー出現

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ホテルのバーでアレックスと出会い意気投合

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合理主義者のナタリー

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空港が我が家

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