anttiorbの映画、映像の世界

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THE GREY 凍える太陽


石油会社に雇われたスナイパー、オットウェイ(リ―アム・ニーソン)は、野獣の攻撃から作業員たちを守るために雇われた射撃の名手である。 
ここはならず者たちが集まる石油採掘現場、ここには元囚人、脱走兵、流れ者たちが集まってくる。 社会からはみ出された者たちだけが集まる、もちろんオットウェイも例外ではない。
酒を飲んでいても思い出すのは去った最愛の妻の事。 もう意味のない手紙を書いているオットウェイ。 
彼の腕は見事だ、隙を見て襲ってくるオオカミを一発で仕留める。 ある晩、彼は、休暇で家族の元へ帰る作業員たちと共に飛行機に乗り込む。 作業員たちは、やっとの思いの休暇で機嫌がいいが、オットウェイは特にあてもない。 
しかし飛行機は、途中凄まじい嵐に遭遇し、アラスカの山中に墜落してしまう。 目を覚ますと彼は生きていた。 放り出されたのは、激しい吹雪が荒れ狂い、全てが深い雪に覆われた想像を絶する極寒の地。
オットウェイが見つけたのはバラバラになった機体と、ディアス(フランク・グリロ)、タルゲット(ダーモット・マローニー)、ヘンリック(ダラス・ロバーツ)、フラナリー(ジョー・アンダーソン)、バーク(ノンソー・アノジー)、ウェンデル(ジェームズ・バッジ・デール)らの生存者たちだった。 
ここはどこだろう? どのあたりなのか? 果たしてここを脱出して生き残れるだろうか。 敵は寒さだけではなかった。 今までオットウェイが狩ってきたオオカミが彼らを狙い襲ってくるのだった・・・

ほとんど女性の出てこない、男だけのサバイバルを描いた作品です。 「フライト」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/8808334.html を見たばかりなので同じ墜落でもこちらは過酷ですね。 落ちた場所はもう救いようのない雪山ですから。
オットウェイの過去は断片的に回想シーンが入るだけで、あまり語られませんが、想像すると一度死のうとしているところから、もう生きる目的はないのでしょう。 でもこの状況になって、一番生に対して粘るのを見せるのもオットウェイです。 それはもう生れついた習性のようなものでした。
また彼がオオカミをよく知っていることも大きなポイントでした。 一人また一人脱落していきますが、強い者だけが生き残る自然の摂理の中、人間も自然の中ではその中の生き物であるだけです。
最後の勝負をかける時、死んでいった者たちの思い出を自分に詰め込み、ボス狼に向かっていくところは壮絶ですが、そこで映画は終了します。
彼は勝ったんでしょうか? 一つ言えることは最後まで彼はあきらめてはいませんでした。 最後の武器を作り、決戦をしようとしていました。 壮絶な男の生きざまを見る作品でした。(Ka)

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墜落した機

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生き残った者たち

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必至に下山するが

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過酷な自然の中

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生存を賭けて死闘が

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