10月10日午後3時新宿を歩いている検事の杜丘冬人(高倉健)は突然女に叫ばれた。 「強盗犯人を見つけた。現金20万円とダイヤの指輪を盗まれ、強姦された。1週間前の夜よ。」
おとなしく交番に行った杜丘だったが、本庁の矢村警部(原田芳雄)を呼んだ。 10月3日のアリバイを聞かれた杜丘だが、彼は一人暮らし。 証明することはできなかった。
そしてもう一人彼を犯人扱いする男が現れた。 寺田俊明(田中邦衛)が 「この男にカメラを盗まれた」 と供述した。 間違いなく杜丘ははめられたのだった。
東京地検の検事が犯罪の容疑者として疑われたことに、検事正の伊藤(池辺良)は無実なら証明しろと言われ、彼の家に同行することになったが、ここでも物的証拠が出てきた。 彼は完全に四面楚歌になった。
彼はこうなったら無実を自分で証明するしかない。 ちょっとした隙に彼は脱出し、自らの無実の罪を晴らす行動に出たのだった。 新聞には現職検事が、犯罪者と報道されてしまったが、まずは女の住んでいるアパートとに向かった。
その女・みずさわけいこ(伊佐山ひろ子)はすでにもういなかった。 大家の古谷(吉田義夫)は杜丘を信じ、みずさわが実は信用できない女だったことを話し、どこに行ったかの手がかりを教えてくれた。 そして彼は女を追い能登半島に向かったが、時すでに遅く彼女は殺されていた。 いったいどんな事件に巻き込まれたのか? そしてこの背景に何があるのだろうか?・・・
150分にわたる長編の推理アクション映画ですね。
惜しむらくはBGMがちょっと安っぽいところが残念です。 もう少し展開と合った音楽を作れなかったかと悔やまれるところでした。 それ以外は落ちもしっかりとしており、各役者の演技も良かったのではないでしょうか。 BGMが…
彼は嵌められてしまった
隙を突き脱出する杜丘
検事正の伊藤と、刑事の矢村
この二人の協力を得る
そして矢村と真相を追う