anttiorbの映画、映像の世界

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砂漠でサーモン・フィッシング

 
フィッツハリス&プライス投資コンサルタントのハリエット・チェトウォド=タルボット(エミリー・ブラント)は砂漠の国イエメンに、鮭を泳がせて釣りをするというプロジェクトを抱えていた。 またプライベートでは、軍人のロバート(トム・マイソン)という恋人が出来たばかりで、公私ともに生活に張りがある彼女だった。
しかし荒唐無稽な計画で、実現性を問題視されていた。このプロジェクトの顧問を頼まれた水産学者のアルフレッド・ジョーンズ博士(ユアン・マクレガー)は呆れていた。依頼人は、イエメンの大富豪シャイフ(アムール・ワケド)。 そこに中東との関係悪化に苦慮する政府の首相広報担当官のマクスウェル(クリスティン・スコット・トーマス)が、英国への批判をかわすための話題作りに“イエメンでの鮭釣り”を選んだことによって、英国外務省の支持が得られることになった。
しかし荒唐無稽であることに違いはないと思っていたジョーンズは、北海で鮭を1万匹捕まえ、世界最大の輸送機で生きたまま運ぶ、費用は5000万ポンド……
どうせ実現不可能だからと、思いつきのホラ計画をペラペラと話すジョーンズだった。 しかし本気でこのプロジェクトを進めているタルボットはシェリフが人々の生活のために砂漠に水を引く長期計画を実行、既にダムも完成させていることを伝える。マクスウェルからの圧力で、上司からこのプロジェクトの参加を強制されたジョーンズは、ギャラが倍になることによってローンのめどもつくことから参加を承諾する。
5000万ポンドが振り込まれ、中国にある世界最大のダムの技術者とも会い、そしていよいよシャイフに会いにイエメンに向かうジョーンズは、いざ彼と会ってみて驚いた。 彼は進歩的な考えをただ持っているだけでなく、とても国を、民衆を、神を慈しむ素晴らしい男だった。 そしてジョーンズは、タルボットとともにプロジェクト推進のために走り出すのだったが・・・
 
本当は007を見る予定だったんですが、直前でこちらに変え鑑賞しました。
スカイフォール」は後日に。
ユアン・マクレガーはいわゆるステレオタイプの学者・堅物・偏屈という役柄が結構合っていましたね。 ちょっと中性的なエミリー・ブラントがヒロイン役なのがちょっと難点ですが、ただ彼女の役も知性を要求されるのでそこそこな感じでした。
でもだんだん彼女の魅力って滲み出てくるんですね。 
タイトルからすると、コメディという感じですが、ところがところが、政治的背景もちらつき、日本ではとても考えづらいこの展開が意外とリアリティがありましたね。 また首相を影で操るマクスウェル役のクリスティン・スコット・トーマスが名演でした。
殺伐としたシーンはほとんどありませんが、多少の危険を伴い、いい出来に仕上がっています。 ちょっとお薦め感がある作品でした。 こんなプロジェクトを中東でやるって、大きなやりがいを感じました。
 
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始めはやる気のないジョーンズでした
 
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これは首相の人気が上がり、国民にアピールできる!
 
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この3人の力で成し遂げよう!
 
おめかししてディナーに、ゾクッ!
 
イエメンにも川はあるんだ。
 
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