1996年作品、中田秀夫監督、柳ユーレイ主演。
主役には、黒川ひとみ(白島靖代)が採用され、二人は姉妹の役だった。
時代は戦時中で、撮っているスタジオは、築50年の古いスタジオだった。 結構いい出来で撮ったフィルムだったが、試写をしているとテスト・フィルムには途中から全く別の映像がダブっていた。
端尺フィルムだと思っていたものが、実は未現像のフィルムだったらしい。 しかしそのシーンに村井はどこかで見た記憶があるのだった。
出ている俳優陣はとても古い感じはしたが、子供のころどこかで見たように感じるのだった。
そこで最もベテランの映写義技師の六さん(高橋明)にフィルムを預け調べてもらうことにした。 主役のひとみにはたびたび電話がかかってくる。 事務所の社長からだが、彼女は移籍問題を抱えているのだった。
このテストフィルムの件から撮影所に不可思議な現象が徐々に起こり始めるのだった・・・
中田監督の映画デビュー作ですね。 ご存知の通り、この後リングシリーズで大ヒットを飛ばすのですが、その原点となる作品です。
79分というホラー独特の長さですが、結構なかなかDVD化にならなかったので結構逸話が生まれた作品です。
今見ると多少の古さを感じるところがまたいいですね。 この後、柳ユーレイはこの手のホラーにひっぱりだこになりますね。 もちろんほかの作品にも出ますが、今や売れっ子役者になってしまいました。 とてもたけし軍団とは思えないほどですね。怖さはじわっとくる感じですが、オーソドックスなところと、映画撮影にひっかけてある作りがリアル感があって面白いですね。
まあ有名監督の原点としてご覧になればいいと思います。
姉妹の役のふたり
主役のひとみ
しかしテスト用にフィルムに
そして起こる不可思議な現象
そしてついに