anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

告発のとき


ノイズが入って観にくい画像 「車に戻れマイク!」 息子のマイク(ジョナサン・タッカー)が無許可で除隊をした。
父・ハンク・ディアフィールド(トミー・リー・ジョーンズ)はその連絡を受け、帰国しているだろう息子と連絡を取ろうとしたが、息子の行方は分からなかった。
ハンクは元軍人警官で、マイクの兄も軍人。 そんな軍人一家で育った息子が無許可離脱などするわけがないと、ハンクは不審に思う。 
妻に話し、どうしても一人で息子を探しに行くというハンク。 ハンクは息子に尋常でないことが起こっていると感じているのだろう。
彼はまず、マイクが帰還したはずのフォート・ラッドへ向かう。 帰国したマイクと同じ隊の仲間、ペニング(ヴェス・チャサム)、ロング(メカッド・ブルックス)、オーティス(ヴィクトール・ウルフ)、ポナー(ジェイク・マクラフリン)は、皆マイクの行方を知らなかった。
マイクはイラク戦争に行っていた。 彼の携帯に画像があったが、動画は荒れていて見ることができない。 何とか修復を頼んで、ハンクはさらに息子の手掛かりを探すのだった。
実は少し前息子からの電話をハンクは受けていたのだった。 マイクは父を尊敬していた。 父のようになりたいということで軍に入ったのだったが、母・ジョアン(スーザン・サランドン)は反対をしていた。 しかし息子の熱意を覆すことはできなかった。そんな息子がいったいどこへ? そして彼は最悪の事態を目の当たりにするのだった…

いったい誰が悪いのか? 誰が被害者で、誰が加害者なのか? イラク戦争の深い闇をある青年兵士の死から描く衝撃的な作品です。
ハンクに協力する地元警察の女刑事エミリー・サンダース役のシャーリーズ・セロンが軍にしぶとく食らいつく骨のある刑事で登場します。 意志の強い役を演じると似合う女優さんですね。
「プロメテウス」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/6739806.html ではメレディス・ヴィッカーズをやっていますが、全権を持ったこれも意志のはっきりした女を演じています。 
この映画は強いアメリカの暗黒部分を鋭く表していますが、イラク戦争の無益さを強烈に着いた作品となっています。大義ない戦争を嘆く国民は多いんでしょうね。

イメージ 2
息子の行方を捜しに行くハンク


イメージ 1
エミリーが協力を買って出る

イメージ 3
母は息子の出征を嫌がっていた

イメージ 4
彼はイラクに行っていた

イメージ 5
いらだつハンク

イメージ 6