anttiorbの映画、映像の世界

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スイミング・プール


地下鉄に乗っていると話しかけられた。 「サラ・モートンさんですよね? 私あなたの小説全部読んでいます。 ファンなんです。 ○×△□・・・」 「人違いをなさっているようですね。」 冷たく言い放す女性。
彼女はサラ・モートンシャーロット・ランプリング)・小説家。 もう小説家としての地位を確立して資産もある。 しかし彼女は何かに飢えている。
出版社の社長ジョン(チャールズ・ダンス)は南フランス、プロヴァンス地方の高級リゾート地に家を持っているので行ってこないかと言う。
「あなたは来るの?」 彼は週末には行けると思うと言う。 駅に初老の男マルセル(マルク・ファヨール)が迎えに来ている。 
着いたところは森の中の静かな家だった。 彼女は気に行ったみたいだった。 すぐに近くの町まで買い出しに出かけ、オープンテラスの喫茶でお茶を飲んだ。 無事に着いたので家に電話をかけて床に就いた。
次の日環境が変わり仕事が捗り始めた。 その家にはプールがある。 しかし誰も入っていないので手入れができてない。 ジョンに仕事を始めた報告をして床に就くと、1階で物音がする。
びっくりして恐る恐る下に降りていくと何やら若い女が入ってきていた。 彼女は私の家と言う。 「あなたがパパの次の獲物ね。」 彼女はジョンの娘のジュリー(リュディヴィーヌ・サニエ)と名乗った。 その日からジュリーとの生活が始まるのだった。
サラは明らかに気分を害していた。 静かな環境で仕事を始めたのに、ジュリーは自由奔放な女の子だった。 いちいち気に障り始めるサラ。 男を連れ込みマリファナを吸う。 そんなジュリーと生活をするうち、だんだんサラの心に変化が現れ始めるのだった・・・・

イギリスとフランスで撮った映画。 主役のシャーロット・ランプリングはついこの間「家の鍵」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/6036795.html での好演を見たばかりなのでそれだけで興味がわきました。
この当時50代の半ばすぎですが、まだ昔の美しさはまだ健在ですね。 彼女は、大昔「未来惑星ザルドス」に出ていたそうですが、見てはいますが、さすがに記憶はほとんど薄れています。
これはどんなジャンルかなと思ってみていると最後はちょっとポカーンとしてしまうエンディングでした。 ちょっともう1回見直してみたいと思える作品ですね。
一応ミステリーですが誰が誰をはめるのか、はめられたのかがちょっと謎を残しているんですね。 エロティックな部分もあり大人の映画ですね。 監督のフランソワ・オゾンはまだ44歳と若いので今後も期待です。



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閑静な田舎に来たサラ

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しかしそこに現れたここの持ち主の娘・ジュリー

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機嫌を害するサラ

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そしていちいち気に障る

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しかし徐々に変化が

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