anttiorbの映画、映像の世界

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ガマの油

2009年作品、役所広司監督、主演。

矢沢拓郎(役所)は1日で億単位の大金を動かすデイトレーダー。 プール付きの豪邸に住んでいる。
息子の拓也(瑛太)のところへ、恋人の光(二階堂ふみ)が久しぶりに会いに来る。彼女は高校生で天真爛漫。 弾けるような性格。 ちょっと郊外から渋谷に出てくるので、ちょっと浮いている。
軟派から身を守りながらなんとか拓也に会おうとするが却って動いて拓也が見つけられない。 ようやく会えたが、拓也はこの後幼馴染のサブロー(澤屋敷純一)を迎えに行く予定があった。
サブローは少年院から出所してくるのだったが、彼はいち早く拓也の家にきていた。豪邸に驚くサブロー。 
一方拓也の身に思いも寄らない出来事が起こる。 出会いがしらに車にぶつかり自転車ごと倒れてしまう。 頭を打ったようだが、すぐに立ち上がりサブローのところへ向かおうとするが、途中で倒れてしまいそのまま意識を失ってしまう。
妻・輝美(小林聡美)と病院に駆けつける拓郎だが、拓也の意識は戻らない。 サブローは責任を感じ病院に泊まり込み看病をする。
ある日の夜、拓也が意識を取り戻す? 昔話をしながらまた眠りにつく拓也だが、拓也が目を覚ましたのはこれが最後だった。 そして拓也の携帯が鳴った。 主のいない携帯に出るのは父・拓郎だった。 相手は光だったのだ・・・・

役所広司の初監督作品です。 淡々と流れて行くんですが、息子拓也の死から今までの生き方を見つめながら、サブローと行動していく拓郎が、携帯で光と会話をしつつ拓也が亡くなったことがどうしても言えない苦悩を描いています。
この作品では二人の気になる俳優さんが出ていますね。
一人は光役の二階堂ふみちゃんですね。 宮崎あおいの若いころの感じですね。 顔も似ていますね。 これからどんな女優になっていくのか楽しみです。
もう一人はサブロー役の澤屋敷純一ですね。 知っている人は知っていますが、彼はK-1ファイターだった?んですね。 引退したらしいですが、ちょっともったいない選手でした。
バンナに勝った唯一の日本人ファイターとして将来の日本のエースでしたが。 腰を悪くしたとの事ですが、残念でした。 
俳優としてはまだまだ未知数でした。 評価を受けるのはこれからって感じでした。作品としてはちょっと不思議なふわっと言う映画でしたね。 役所監督としてもこれからですかね。

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デイトレーダーの拓郎と妻の輝美

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拓也と光

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出所してきたサブロー

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光とちよちゃん

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父と息子は良い関係だった

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