クリストフ（エド・ハリス）はテレビ業界が不満だった。 真実のドラマがない。 「真のドラマを作りたい」・・・
トゥルーマン・バーバンク（ジム）は保険のセールスマン。 毎日決まった時間に家を出て、いつものジョークを言い、隣人たちと会話を交わす。
しかし彼にはトラウマがある。 水の事故で父を亡くしており、その為彼は水が怖いのだった。
いつものような生活をしているトゥルーマンだが、ある日新聞を買おうとしたときふとホームレスに目が行った。 そこには死んだはずの父がいたのだった。 目を疑うトゥルーマン。 その時宮に周りの人たちが波のようになり父をバスまで誘導しバスに乗せてしまった。
いったい何が起こったのか？ あれは父ではなかったのか？
実は彼は生まれた時から番組の主人公だった。 「トゥルーマン・ショー」という番組はあらゆる角度から、隠しカメラで24時間、365日彼を映しつずけている。 知らないのは彼だけ周りはすべて俳優だった。 もちろん妻も。
またもう一つ彼が疑問を抱くことがあった。 妻以外に恋した女性が現れたのだった。 大学時代の友のロレーン（ナターシャ・マケルホーン）だった。 彼女と会ったとき彼女は意を決して、彼にこの世界のからくりを彼に言うのだった。
もちろん彼女は引き離されていく。 ロレーンはほんとの名前はシルヴィアといい、私に会うのならフィジーにきてと言い、連れ去られてしまう。 やはりこの世界は何かおかしい。 トゥルーマンは自分の住んでいる世界を探るため、いつもと違う行動を取ろうとするのだがことごとく邪魔をされる。 トゥルーマンは今後どういう人生を歩まされるのか？…
こんな番組を作ること自体が奇想天外なんですが、視聴率を何年も取れるんでしょうか？とそんな素朴な疑問が次から次へと湧いてくる作品です。
ジム・キャリー主演という事で許されますが、彼のはじけた演技が無いと釣り合わない話ですね。
冒頭のクリストフがこの世界の神なんですね。 彼のさじ加減で踊らされるトゥルーマンですが、そこが却っていじらしいんです。
結構細かい点で疑問も残りますが、ラストのトゥルーマンが爽やかですね。
巨大なセットから笑顔で出て行く姿が悲しくもあり、嬉しくもあり、そしてちょっと寂しさも感じられるところが余韻が残るところでした。
いつも決まった時間に決まった行動を
