anttiorbの映画、映像の世界

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ときめきに死す

1984年作品、森田芳光監督、沢田研二主演。

男がある田舎町の駅に到着した。 男は工藤(沢田)といい、工藤を迎えに来た男・大倉(杉浦直樹)と一緒にとある別荘に向かった。
大倉は歌舞伎町で医者をしているが、ある組織から多大な報酬をもらい、工藤の世話をすることになっていた。 工藤とは何者なのか、どうして世話をするのかとかは聞いてはならないことになっている。
工藤は変っており、酒煙草もやらず、デザートから食べるという変わった食事の取り方をする。 普段は部屋に閉じこもり、ひたすら体を鍛えている。 森に入り駆け回り、海に行き泳いだりする。
大倉は一緒に海に行った際に、若い二人連れの女にちょっかいを出した。 工藤はどうやら運転ができないらしい。 車をいじっていたが、誤って他の車をぶつけてしまった。
怒って工藤に詰め寄る男女、大倉が男の方をねじ伏せその場から立ち去ると、さっきの女二人が後から付けてきてしまった。 別荘に転がりこもうとする二人。
大倉は二人を追い払うのだが、その女たちはどうやら盗難車を乗り回していた。 次の日警察が来て大倉は事情を聞かれてしまう事になる。
そんな中、組織からある一人の女が派遣されてくる。 梢ひろみ(樋口可南子)といい、彼女は工藤と大倉の二人のデータから送り込まれてきた女だった。 工藤は彼女に全然興味を示さない。 ここから奇妙な3人の生活が始まるのだった。 工藤の役割は何なのか? 3人の関係は今後どう展開していくのか?・・・

今はなかなかDVDは手に入りづらいみたいですね。 
昨年亡くなった、森田監督の作品ですが、当時絶頂だった沢田研二主演という事でスケジュール的に大変だったのではと思いますが、ロケとしてはそんなにいろいろ行っている感じではないですね。
この作品の翌年、休養、独立という流れになっていくことを考えると、歌手沢田から、別の道を選択しようとしている、その過程でのこの作品という感じがしますね。
この映画は沢田研二自身が熱望したと言われていますから。 ラストは結構壮絶な感じですが、こんな破滅型のラストを結構好んでいたんですかね?

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ふらっと現れた男・工藤

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医師の大倉が彼の世話係り

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海に連れて行ったりするが

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さらにひろみが加わり

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3人の奇妙な生活が始まるのだが…

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