神崎民男(オダギリ・ジョー)、と父の信男(原田芳雄)は二人暮らし。 死んだ母の実家に住んでいる。
この家に住む権利は、母の弟の神埼透(小林薫)にあるようだが、透はアメリカに行っていていない。 民男は何度も見合いをしているがなかなか結婚できないでいる。 人付き合いが下手で、ましてや女性との付き合いなど全然下手である。
一方信男は結構女癖が悪く、今まで職場で付き合ってきた女性は多く、しまりがない。 今も部下の宮地(大竹しのぶ)と付き合っているが、息子には紹介していない。そんな時、信男の会社の社長から民男の見合いの話が来る。 今度こそと思い見合いをしてみる。
相手は瞳(麻生久美子)といい、清楚で上品な娘だった。 彼女は結婚をOKする。喜ぶ二人だった。 そんな情景を天井から見つめる目があった。実はアメリカに言っていたはずの義弟の透がこっそり二階にいたのだった。 二人がいない間部屋に入り込み生活をしていたのだった。
たばこを吸わない二人が家に帰って来ると、たばこのにおいがする。 不審に思った信男は、前につきあった女性を疑ったりするが。
この家の離れには義父が開業していたころの病院がそのまま残っている。 だんだん透は町にも顔を出すようになる。 そこで透は家に様子を見に来た宮地(大竹しのぶ)と遭遇してしまう。 なんと二人はお互い引かれ合い、付き合いだすのだった。 透は近所の人に見つかり、離れの病院を隠れ家にして、老人を集め始める。 透は何を始めようとしているのか。 民男は無事結婚できるのか?・・・
俳優としての方が出演作品が多く、映画監督としてはまだ数本しか取っていないんですね岩松了は。 実はちょっと前に書いた 「となり町戦争」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/3642573.htmlでは主人公の北原の同じ職場の田尻役で出ており、田尻は相手方の傭兵となり型だけの妻の香西瑞希の弟の智希を殺すと言う結構怖い役をやっています。
戦争終結後素知らぬ顔で職場で働く姿は結構ホラーでしたね。 そんな岩松監督の撮ったこの作品は結構いいキャストが集まっています。
ただコメディとしてはちょっと笑えないかな。 シュールすぎて感覚が合わない感じでした。 ラストはちょっと現実逃避が激しいのでは?
淡々と流れていく映画ですが、ラストだけが切り離れている感じでしたね。
ようやくであった瞳と
結婚の予定
そして式が始まり
なんと!