2010年作品、リュック・ベッソン監督、ルイーズ・ブルゴワン主演。
謎の老人が、何やらこの世のものとは思えない力を発揮して、家の物を宙に浮かしている。 その老人・エスペランデュー教授(ジャッキー・ネルセシアン)はジュラ紀の専門家で、なんと博物館の翼竜プテロダクティルスの卵を孵化させてしまった。 次々と人を襲うプテロダクティルス。
時は第一次大戦前のフランス。 女流ジャーナリストのアデル・ブラン=セック(ルイーズ・ブルゴワン)は、世界中の秘宝を集めていた。 今回はエジプトの“復活の秘薬”を手に入れるためやってきた。
国王ラムセス2世に仕えたミイラを見つけた時、マッドサイエンティストのデュールヴー(マチュー・アマルリック)に邪魔され捕まってしまった。 しかし間一髪脱出しそのミイラとともに、抜け穴から脱出するのだった。
なぜ彼女はミイラを盗んだのか? 彼女の家には口を利かない彼女と同じくらいの女がいた。 顔色が悪く動かない。 実はそれは彼女の双子の妹アガット(ロール・ド・クレルモン)だった。
妹を助けたいために、ミイラを盗んだのだった。 でも、どうしてミイラなんか?彼女の考えはこうである。 王に仕えたこのミイラは王の医者であり、このミイラを復活させることにより妹も復活させることができるのでは。
そこにプテロダクティルスがこの現代によみがえったことを知り、どうやらそれをしたのがエスペランデュー教授という事を知り、この件で逮捕され死刑にされる教授を助け出そうと彼女が奮闘をする。 はたしてアデルは教授を救いだし、ミイラを復活させ、妹を救えるのだろうか?・・・
「トランスポーター」 シリーズの製作・脚本のリュック・ベッソンが監督をした作品です。 「ニキータ」 「レオン」 「フィフスエレメント」 と個性的な作品で監督をしていますが、製作、脚本でも数多く参加していますね。
時代背景が20世紀初頭ですが、アデルの活動的な振る舞いがすごく躍動感があり、あまり抵抗なく見れました。 どうやら元はフランスの有名なコミックなんですね。「トランスポーター」 シリーズは大ファンですけど、リュック・ベッソン自身の監督はちょっとテイストは違いますが、テンポが良く見やすいです。 日本人は冒険活劇映画として見れますが、フランス人は原作を知っているだけに、どういう評価をしたんでしょうかね? ミイラが動き出すところからちょっとB級ぽくなりますが、それは御愛嬌であまり気にせず見れました。 肩こらない映画ですね。