パリの路上に生きる粗暴な不良娘(アンヌ・パリロー)。 麻薬中毒の彼女は薬屋を仲間とともに襲撃する。 しかし駆けつけた警官隊の多くが男たちにやられるが、警官も一気に拳銃で応戦、仲間を一網打尽にしてしまう。
物陰にいた女だけは、ほとんど無傷だったが、全滅させたと思って入ってきた3人の警官を射殺してしまう。
彼女はもちろん逮捕され、警察署に連行され、取調室で刑事に名前を聞かれた際に男性名の 「ニキータ」 と名乗り、それが彼女の呼び名となった。
ニキータには終身刑が下り、護送されて目が覚めると殺風景なベッドルームに入れられており、ボブ(チェッキー・カリョ)という政府の秘密警察官を名乗る男が現れる。彼女はそれまでの自分の記録を消され、別の人間として政府に雇われた暗殺者としてここで訓練を受けて生きるか、それとも死ぬかの選択を迫られる。
23歳の誕生日に初めて外出を許されたニキータは、ボブに連れていってもらったレストランで拳銃を与えられる。 綺麗な格好をしてレストランという事で、彼女は初め歓びの極致だったが、早くも暗殺指令を受ける。 無事仕事をこなした彼女だったが、せっかくの誕生日を血なまぐさい仕事をさせられボブに食って掛かるニキータだった。
しかし婚約者となっても彼には秘密を打ち明けることはできなかった・・・
これは懐かしい作品、公開時に見てからもうはや27年ですね。 今作はCSでジャンヌ・モロー追悼企画で放送されました。
監督はリュック・ベッソン、監督としての近作は 「LUCY/ルーシー」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12086850.html ですが、これはあまり好きではなかったです。 また製作参加は多く、近作では 「96時間」シリーズ、https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/MYBLOG/yblog.html?fid=0&m=lc&sk=0&sv=96%BB%FE%B4%D6 が良いですね。 脚本も手掛けています。
主演はアンヌ・バリロー、私は他作品で彼女は見ていないかもしれませんね。
物語はこの後彼女の殺し屋生活というか、工作員としての仕事が始まります。 自分が一生この刑務所生活で死んでいくのか? それとも工作員として生きていくのか? 彼女は何か特別な才能があると見込まれ殺しをいとわない乞う作品に改造されていくんですが、淡い恋心もやはり持っているんですね。 それは教育係のボブも多少そういう気持ちがあるようです。
後半に大物キャラが “掃除人” として登場してきます。 “掃除” の仕方が、何かやはりこういうやり方をするんだなあと思いましたが。
この作品は何度かリメイクされ、ドラマにもなっています。 やはり女殺し屋、そしてそのために作り上げられていく美人女性というところが魅力なんでしょうね。
いつかリメイク版や、ドラマ版を見たいもんです。

警官殺しで逮捕される彼女




