2009年作品、ダヴィド・モルレ監督、エレーヌ・ド・フジュロル主演。
一人の女がふらふらになりながら助けを求めている。 森の中をさまよう女。 誰かに追われているのか? 何かが追ってくるのか? やっとの思いで道路に出たその瞬間! 急患を乗せた救急車がその女を引いてしまった。
ほとんど死体は肉片が飛び散ってしまった。 救急車の中には必死に患者?を介抱する女性救命士・ソニア(エレーヌ・ド・フジュロル)がいて、夫のマルコ(フランシス・ルノー)、そして銃を持った黒人の女性等が乗っている。
患者と思しき男は何やら様子がおかしい。 だんだん人間離れしてきてついには暴れ始める。 車を止めその男は銃で息の根を止められる。 どうやら男は何かに感染しているらしかった。
救急車は病院らしき廃屋にたどりついた。 実はこの世界は人をゾンビ?化するウィルスに侵されていてほとんどの人間はゾンビになってしまっている。 ただ軍の管轄しているところだけは今のところ無事らしくこの車はそこを目指していたのだったが。噛まれると感染してしまうのだが夫は噛まれてしまった。
ソニアは何とか夫をゾンビ化しないように廃屋で夫を開放する。 しかしだんだん意識が獣のようになっていく夫。 と、そこへ見知らぬやつらが入ってきた。 はたして彼らは味方なのか?
彼らは感染していないみたいだが、やはり足を怪我した男もいた。 しかしこの建物にもゾンビが襲ってくる。 ソニアは夫を救い安全なところに逃げ延びれるのだろうか?・・・・
フランスのゾンビ映画ですね。 ただ原題が 「ミュータント」 なんですね。 メイクがゾンビっぽくないところが、ちょっとそんな感じなのかそれとも予算がないのか?ちょっとゾンビが汚らしいんですよね。
でもこの映画はソニアが一途に夫のマルコを救おうとするところが、何ともけなげなんですよ。 血から感染するので、ゾンビになりつつある夫に人間の血液を再度入れるんですね。 しかし拒否反応を起こすんです。
でも最後のシーンはちょっと感動もんですね。 この作品はゾンビの恋愛を描いていると言う事で、「バタリアン3(-リターンズ)」 に通じるところがありますね。
映画としてはしっかりしている作りですね。
世界はもう終わっている
ゾンビになるのを待つだけなのか?
希望も閉ざされている?
そんな中ソニアが立ち向かう
夫のため