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マエストロ:その音楽と愛と 

2023年作品、ブラッドリー・クーパー監督・主演、キャリー・マリガン ミリアム・ショア マヤ・サーマン=ホーク マット・ボマー サラ・シルヴァーマン アレクサ・スウィントン マイケル・ユーリー ギデオン・グリック サラ・サンダーソン出演。

ウクライナユダヤ人移民の2世としてマサチューセッツ州ローレンスに生まれたレナード・バーンスタインブラッドリー・クーパー)は、美容器具販売業を営む父の反対にあいながらも、プロの音楽家の道を志す。 決して恵まれた音楽環境ではなかったものの、ニューヨーク・シティ交響楽団音楽監督に就任するレナード。 チリ系アメリカ人の女優フェリシアキャリー・マリガン)とパーティーで出会ったのは、そんな希望に満ちた1946年だった。 レナードとフェリシアは結婚、ジェイミー(マヤ・ホーク)、ニーナ(アレクサ・スウィントン)、アレクサンダー(サム・ニヴォラ)と3人の子どもを授かる。 だが、フェリシアは結婚前からレナードが男性と関係を持っていることを知っていた……。

監督と主演のレナード役をブラッドリー・クーパーが演じ、そして撮っていますね。 私は昔クラシックの担当を販売店でやっていましたが、まあ売れせんというか、巨匠でハズレのない指揮者でしたね。 ただ、生鑑賞こそありませんでしたが、CD音源の聴き比べをすると、そんなに個性的ではなく、聞き応えのある感じだと思って聞いていました。


今作ではそんなレナード・バーンスタインの人間を掘り下げていますね。 家庭を持ち、三人の子供に恵まれ、ある意味運命的な出会いをフェリシアとして結ばれます。 女優として活動をしながら、子育て、また夫を支える立場の彼女として描かれていますが、いわゆる“バイセクシャル“だった彼の、“男ぐせ“を許容しながら、でもそれを子供達にはひた隠しにしていたところは、ちょっと首を傾げるレナードの人間性にも感じましたね。
時が来たらカミングアウトをしようと思っていたのかもしれませんが、ラストシーンもなんかちょっと、と思いました。