anttiorbの映画、映像の世界

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グリーン・ゾーン

2010年作品、ポール・グリーングラス監督、マット・デイモン グレッグ・キニア ブレンダン・グリーソン エイミー・ライアン ハリド・アブダラ ジェイソン・アイザックス イガル・ノール サイード・ファラジ出演。

ロイ・ミラー(マット・デイモン)率いるMET隊(移動捜索班)は、WMD(Weapon of Mass Destruction;大量破壊兵器)の隠された倉庫があるという情報のもと出動したが、そこは何もないただの廃工場だった。 作戦の失敗はこれで3度目であり、ミラーは情報に誤りがあるのではないかと主張したのだが、上官のマーティ・ブラウンブレンダン・グリーソン)はそれを無視しようとする。
納得できないままの次の作戦の途上、イラン・イラク戦争を経験したイラク人フレディ(ハリド・アブダラ)の情報提供をきっかけに、断片的な情報が段々と繋がっていく。アメリカ政府の高官パウンドストーン(グレッグ・キニア)の妨害に合いながらも、戦争の原因たる情報の提供者「Magellan(マゼラン)」に同じく怪しさを感じるCIA捜査官や記者を味方につけ、隠された真実を追う。

監督はポール・グリーングラス、「ジェイソン・ボーン」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14476614 が私の記事では新しい方ですね。
マット・デイモンは、「AIR/エア」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/04/10/060000 が近作ですね。
グレッグ・キニアは、「ポルトガル、夏の終わり」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/10/18/060000 に出演でした。
ブレンダン・グリーソンは、「イニシェリン島の精霊」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/02/02/060000 に出演でした。

アメリカはイラクに攻め入った戦争は、最後はフセインを抹殺したことになっています。 じゃイラクが何をしたのか? 理由はイラク大量破壊兵器を秘密裏に製造している、それで自由主義陣営を攻めてくるという大義名分でした。
しかし実際にはそんな兵器は出てきませんでした。 その最前線を暴いたようなドラマ作品ですね。 もちろん当時のアメリカは知っていて仕掛けた戦争で、そこからイラクが、さらにはテロ組織が、いまだに耐えることなく中東は紛争地になっていますね。
アメリカのエゴ、気に入らない勢力は極力排除していく、それが9.11につながっていく、ヴィン・ラディン暗殺に繋がり、終わりのないドロドロの紛争地になってしまっています。 衝撃的な映画ですが、これはほぼ事実なんでしょうね。