2022年作品、ジェイク・パルトロー監督、ツァヒ・グラッド ヨアヴ・レヴィ トム・ハジ アミ・スモラルチク出演。
1960年、ナチスの戦犯アドルフ・アイヒマンはブエノスアイレスに潜伏していたところをイスラエルの諜報特務庁に捕えられた。 翌年、有罪が確定したアイヒマンの処刑は、イスラエルの「死刑を行使する唯一の時間」に基づき、62年5月31日から6月1日の真夜中に執行されることが決定。 イスラエルでは、宗教的にも文化的にも火葬を行わないため、秘密裏に彼の遺体を焼却するための焼却炉の建設が進められていた。
監督はジェイク・パルトロー、作品を見るのは初めてでした。
ゼブコ社長役はツァヒ・グラッド、「オオカミは嘘をつく」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15659476 の出演でした。
ハイム役はヨアヴ・レヴィ、「ゼロ・ダーク・サーティ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/8635346 に出演でした。
ナチの戦犯が、戦後いろんなところに潜伏して、逮捕されると、ナチの幹部はおそらく間違いなく死刑が課されたと思っています。
アイヒマンはアルゼンチンに潜伏していて、アメリカが捕獲、そしてイスラエルに送られ、裁判の末死刑が決まります。 今作は、死刑がなかったイスラエルで、遺体の扱いを判決前から動いていたことが明かされています。
いつ、どういう形で死刑になったのか? そしてどこかに埋葬されていいものか? 国によっては、またその人物によっては、その死自体が伝説となり、そこが聖地になっていったりしてしまう可能性もあると、ユダヤ人は神経を使っていたんでしょうね。
もしかしたらナチの勢力がどこかに潜んでいて、せめてくる可能性さえも疑っていたんでしょうか? だから、彼が処刑された日は明かされず、遺体がどうなったのかは、今でこそ明かされていますが当時はトップシークレットだったようですね。