anttiorbの映画、映像の世界

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千年女優

2002年作品、今敏監督、荘司美代子 小山茉美 折笠富美子 飯塚昭三 津田匠子 鈴置洋孝 京田尚子声の出演。

芸能界を引退して久しい伝説の大女優・藤原千代子(莊司美代子)は、自分の所属していた映画会社「銀映」の古い撮影所が老朽化によって取り壊されることについてのインタビューの依頼を承諾し、それまで一切受けなかった取材に30年ぶりに応じた。 千代子のファンだった立花源也(飯塚昭三)は、カメラマンの井田恭二(小野坂昌也)と共にインタビュアーとして千代子の家を訪れるが、立花はインタビューの前に千代子に小さな箱を渡す。 その中に入っていたのは、古めかしい鍵だった。 そして鍵を手に取った千代子は、鍵を見つめながら小声で呟いた。 「一番大切なものを開ける鍵…」
関東大震災の年に生まれた千代子(折笠富美子)は、女学生のとき銀映の専務に国策映画に出演する女優としてスカウトされるが、母親に猛反対される。 迷う千代子は官警に追われる画家(山寺宏一)と知り合い、彼を家の蔵に匿う。彼は満州へと旅立ち、千代子は彼が身に付けていた鍵を拾う。 映画の舞台が満州と聞いた千代子(小山茉美)は彼と会うため母親の反対を押しきって女優になり満州に渡る。

これで今敏監督作品は全部見たことになります。
w隠して亡くなった監督作品は決して多くありませんが、どれも味わいがあり、もしご存命なら大監督になった存在でしょう。


今作はある1人の女優にスポットをあて、彼女の人生と、出演作を追いかけていく。ドキュメンタリー祭作だということでしたが、どんどん映画の中に入っていくことで彼女の人生、そして1人の男を射掛けていく彼女の直向きさを表現する、さすが今監督ですね。