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転生 TENSEI

2006年作品、元木隆史監督、鷲巣あやの 小野まりえ 前田綾花 河井青葉 英由佳 清水宏 大場はるか 有馬光貴 川口真五 安奈とも出演。

第一部『64』
1964年。東京オリンピックの喧噪が冷めぬ東京の下町。 そこに一人住む殿山小梅(21)は製粉工場の事務をしていていた。 性格の問題なのか、周りになじめない小梅。 工場と下宿の往復しかない毎日。山ばかりの田舎から出て来て3年が経とうとしても親しい友人もいない。 小梅は、いつも、自分を見張っている「何か」におびえていた。その「気配」から逃れようと単身上京したが、むしろそれは、より濃く感じられるようになっていた。そんな折、小梅はルリ子という女と出会う…


第二部『86』
1986年。 経済と文化がピークに達した街。 前園俊子(21)は月刊連載を何本も持つ漫画家。 俊子はいつしか仕事場の隅にいつも立っている自分そっくりの姿で顔を両手でおおい立っている幻影に悩まされていた。 俊子は、生まれてから幾度と見た「奇妙な女の夢」を題材に、夢を盗作して連載を書き続ていた。 そんな折、俊子の前に突然現れた初老の男、殿山源三。 源三は俊子の漫画が、22歳で死んだ娘(小梅)の話だと主張した。


第三部『08』
三上春香(21)は汗だくで起き上がった。部屋の隅をおそるおそる見つめる。 春香は理解していた。 夢ではなく「小梅」と「俊子」のそれは記憶として自分の中に有る事を。 間もなく迎える22歳の誕生日、信じたくないのは自分が2人と同じ運命を歩む事だけであった。 運命に抗う事を決意する春香だったが、今の自分には何もない。コンビニで無気力にバイトする日々、何もおこらない日常を過ごす春香。 そんなある日、春香の前にコンビニ強盗が刃物を持って現れる。 死を覚悟する春香だったが…

監督は元木隆史、記事はありませんでした。

ホラーという展開ではありませんが、不思議な因縁を持った3つの時代の女性のお話ですね。 22歳になった日に死んでしまう運命を持った3人は、どうやら生まれ変わり、転生ということのようです。 それはかすかに残っている前世の記憶、そしてみんな22歳になったら自分は死んでしまうことを自覚しているんですね。
儚い3人の女性のファンタジーですね。