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耳をすませば(1995年 アニメ版)

1995年作品、近藤喜文監督、本名陽子 高橋一生 立花隆 室井滋 露口茂 小林桂樹 鈴木敏夫 井上直久 高山みなみ 佳山麻衣子 中嶋義実 中村晴彦 飯塚雅弓 千葉舞声の出演。

月島雫(本名陽子)は、とにかく明るい読書好きの少女である。 雫は学校の図書館、市立図書館と片っ端から物語を読みまくっていた。 ある日、雫は貸出カードに“天沢聖司”という名前を発見し、それ以来、良く注意してみると、雫の読む本には必ず先にその名前があることに気付く。 雫の心の中でその名前は、顔も年齢も知らぬまま次第に膨れ上がり、育っていった。

この夏休みは雫にとって中学最後の夏休みであった。 両親(立花隆室井滋)は雫にあまりに理解があり過ぎて、何も強制しようとはしない。 雫は恋や進路を巡る友人たちの騒ぎにも付き合いながら、やがてひとりの少年(高橋一生)と出会う。 少年は中学を卒業したらイタリアへ渡って、ヴァイオリン職人の修行をしようと決意していた。そのための準備を確かな足取りで進めている彼が、あの貸出カードの“天沢聖司”だったのだ。 雫は聖司に心ひかれながら、進路も将来も自分の才能にも、全てが曖昧な自分へのコンプレックスと焦りに引き裂かれる思いがした。

二人は幼くたどたどしいながらも、あくまで真摯に距離を近づけていく。 雫は、二人は立ち止まり見つめ合うのではなく、並んで立って同じ遠い地平線を見つめるのだと決め、その時にそれまで抱いていた曖昧な不安から解放されたような気がしていた。

監督は近藤喜文、この名作限りの監督となっている方なんですね。 そうこの作品の公開の3年後、47歳の若さで急逝してしまったから。 本当に惜しい監督だと思います。
雫の声を本名陽子、この作品のスピンオフとも言える「猫の恩返し」に参加していますね。
当時は気が付きませんでしたが聖司の声を高橋一生、声の参加としては「シン・ウルトラマン」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/05/16/060000 となりますね。

これは何度見ても、爽やかで、心が洗われるお話ですね。 こんな中学生生活なんか、まずはあり得ません、この雫はまだ等身大の少女ですが、対する天沢聖司が、非常に大人びた早熟した人間なんですね。 それは夢に対する考え方だと思います。
この作品に感動したファンは、やはりその後の二人が見たくなります。 そして実写版が公開されることになりました。