2022年作品、チョン・ビョンギル監督、チュウォン イ・ソンジェ アンドレアス・フロンク Jeong Sori出演。
人の凶暴性を増幅させる「DMZウイルス」が北朝鮮から世界各地に伝播。
CIAのエージェントたちは、世界で唯一治療を成功させたチョン博士を誘拐したと言う脅迫ビデオを送った男(チュウォン)を追いモーテルへと駆けつけた。 目を覚ました男はエージェントたちに囲まれながらも自身の記憶が全くなく、突如かかってきた電話の相手から自身の名前がカーターであることを聞く。
カーターの後頭部には十字の手術痕があり、耳には通信機が埋め込まれており、その通信機から聞こえる謎の女性の声から逃げ道を指示される。 カーターは高い戦闘能力で自身を狙うエージェントやマフィアを撃退しその場を切り抜け、女の用意した車に乗り込んだ。
車に乗っていた韓国の国家情報院のチェと会うと、通信相手の女性は自身が朝鮮労働党のハンであると名乗り、血液がDMZウイルスの治療薬となり得るチョン博士の娘のハナ(Kim Bo-Min)をCIAの秘密組織「A9」から守り北朝鮮へ送ると言う任務をカーターに命じる。
カーターが元CIAのエージェントであり感染した娘のユニを救うため、記憶を消して任務への従事を希望したとハンは言い、カーターの頭部には発信器が付けられ任務からの逃亡は認められないと脅迫された。
監督はチョン・ビョンギル、「悪女/AKUJO」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15384666 も凄まじいアクションでした。
チェウォンは、「あいつだ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14126008 で主演でした。
この監督はアクションに定評があるだけでなく、長回しのカットに特徴がありますね。今作もふんだんに、その特徴が出ている作品で、切れ目がなかなかわからない感じで、死人が出たのでは? と思うほどの凄まじいアクションでしたし、一体誰の何を信じたらいいのかが最後までつきまとう快作でしたね。
ラストもなんとか逃げ切ってハッピーエンドかと思いきや!でしたが、2時間ちょっと目が離せない作品です。