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スパイダーヘッド

2022年作品、ジョセフ・コシンスキー監督、クリス・ヘムズワース マイルズ・テラー ジャニー・スモレット・ベル テス・ハウブリック出演。

受刑者を使い薬の治験を行う「スパイダーヘッド刑務所」。 受刑者たちは治験に参加する見返りとして刑務所内での自由行動を許可されていた。 受刑者のジェフ(マイルズ・テラー)は治験を取り仕切るスティーヴ(クリス・ヘイムズワース)とその助手のマーク(マーク・パグイオ)によって美的感覚を鋭敏にする「N-40」を投薬する治験を繰り返し行なってた。 「N-40」は投薬されることで景色だけでなく、目前の相手に性的感情を伴った好意が呼び覚まされ、ジェフは治験の最中に受刑者のヘザーやサラ(アンジー・ミリケン)と性的関係を持つことになる。
ある日、ジェフはヘザーとサラのどちらかに発狂に追い込まれる危険な薬物「ダークフロックス」を投薬する治験を行うと宣言され、スティーヴはその対象をジェフに選ばせようとする。 実はこの選択は「N-40」が切れた後も愛情が続くかと言う治験の延長であり、ジェフが選択を拒み続けると「ダークフロックス」の投入は行われなかった。
しかし数日後、ヘザーに対する「ダークフロックス」の治験が行われ、その様子を感情の言語化機能を引き上げる薬を投薬されたジェフが観測する実験が始まる。 ジェフは「ダークフロックス」は治験の終わった劇薬であり、あまりにも非人道的な実験であるとスティーヴに文句を言うが、治験を行うことで手に入れている自由について諭されてしまった。

監督はジョセフ・コシンスキー、「トップガン マーヴェリック」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/05/30/060000 が世界的大ヒットしていますね。
ジェフ役はマイルズ・テラー、上記作品にも出演していますが、「ビニー/信じる男」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15059381 が出演記事です。
クロス・ヘイムズワースは、ソーの新作が公開されますが、「タイラー・レイク -命の奪還-」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/05/07/060000 は硬派の作品でした。

薬によって人間を操ることは、ある意味それ自体麻薬のようなものですね。 しかし、そのために欠かせない人体実験、それを囚人で行うということが、なかなか人道的に恐ろしいこと、それを極秘にやっている数人の輩。 彼らの正体を明かすことなくできるのは、脛に傷を持つ受刑者だからなんでしょうね。 でも事故によって死人が一定数出ていることがいよいよ公になっていきます。