anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

モガディシュ 脱出までの14日間

2021年作品、リュ・スンワン監督、キム・ユンソク ホ・ジュノ チョ・インソン ク・ギョファン キム・ソジン チョン・マンシク出演。

1990年、ソウル五輪を成功させた韓国は国連への加盟を目指し、多数の投票権を持つアフリカ諸国にロビー活動をしていた。 ソマリアの首都、モガディシュの韓国大使ハン(キム・ユンソク)はなんとかソマリア政府上層部の支持を取り付けようと奔走している。 

一方、韓国より20年も早くアフリカ諸国との外交を始めていた北朝鮮も国連加盟を目指しており、両国間の妨害工作や情報操作はエスカレートしていく。  そんな中、政府に不満を持つ反乱軍によってソマリア内戦が勃発し、国はたちまち大混乱に陥る。 各国の大使館は略奪や焼き討ちにあい、外国人の命の危険が差し迫っていた。 反乱軍に襲われ北朝鮮大使館にいられなくなったリム大使(ホ・ジュノ)は職員とその家族たちを連れて、絶対に相容れない韓国大使館へ助けを求める決心をする。

果たしてハン大使は彼らを受け入れるのか、また彼らは全員モガディシュから生きて脱出できるのか。そしてその方法は?

監督はリュ・スンワン、「ベテラン」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/13923162 を記事にしています。海外ロケ作品も結構多いですね。
ハン大使役はキム・ユンソク、「暗数殺人」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/04/14/060000 に出演でした。
一方のリム大使役はホ・ジュノ、「国家が破産する日」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/12/10/060000 に出演していました。

ソマリアの内戦はもちろん世界的に報道されていましたが、何が悲しいかというと、子供たちが銃を持って平気で撃ってくるところでした。 他作品でも、幼い子供を攫って兵士にしてロボットのように殺人マシーンにするアフリカの国家がありましたが、恐ろしいことですね。
そしてもう一つ心が痛いシーンはラストですね。 もちろん最後は決死の脱出を、南北手を取って成功はしますが、その後の別れのシーンが心が痛く感じます。 同胞であっても、一旦殺しあった朝鮮戦争はDNAに刻み込まれているんでしょうか?