2018年作品、キム・テギュン監督、キム・ユンソク チュ・ジフン チン・ソンギュ出演。
キム・ヒョンミン刑事(キム・ユンソク)は麻薬捜査の重要参考人としてカン・テオ(チュ・ジフン)という一人の男性と接触していた。 しかし彼が思い口を開いた瞬間、テオはその場で恋人を殺害した容疑で逮捕されてしまう。
そしてカン・テオは服役し、そんなある日、キム・ヒョンミン刑事のもとに、恋人を殺害し収監されているカン・テオから、殺したのは全部で7人だという突然の告白を受ける。 だが、テオの証言のほかに一切証拠はない。 そもそも彼は、何故自らそのような告白を始めたのか理解できず、警察内部でもテオの自白に関してまともに相手をする者はいなかった。
ところが、ヒョンミンは直感的にテオの言葉が真実であると確信、上層部の反対を押し切って捜査を進めていくのだった。 やがてついに、テオの証言どおり白骨化した死体を発見。 しかし、テオは「俺は死体を運んだだけだ」と今までの証言を覆す。 ヒョンミンはテオの言葉に翻弄されていくが…
これは現実に合った実話がベースになっているとのことです。
監督はキム・テギュン、日本公開の長編は初めてのようですね。
主演はキム・ユンソク、「1987、ある闘いの真実」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15674730 では冷酷な役でしたね。
そしてカン・テオ役がチュ・ジフン、「工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/07/24/080300 でも冷徹な役をしていました。
物語は、麻薬捜査をしていたキム刑事が、タレコミの男に飯を奢って情報を引き出そうとしていました。 薬中の情報屋からのタレコミでうまく誘い出したんですが、そこに殺人事件の犯人で追っていた別の刑事たちに逮捕されてしまいます。
唖然とするキム刑事でしたが、しばらくたって、カンから面会依頼が来ます。 会ってみると彼は驚くべきことを言い出します。 それは彼の殺人は7人だというのです。 今までの取り調べでは黙秘をしていたカン、なぜキムには打ち明けようとしたのか?
しかし彼はカンの告白に何か真実があるのではと思い、麻薬課から殺人事件を扱う部署に自ら異動を申し出ます。 しかしカンは、頭がよく、なかなか核心のところをはぐらかします。 周りはよそ者扱いをしてキム刑事に非協力的でしたが、チョ刑事だけはキム刑事について行きます。 しかし自白だけではなかなか裁判では勝てません、そして証拠探しが始まるんですが。
これは面白かったですね。手玉に取られるキム刑事、でも彼の執念はすごいものでした。 最後は刑事課から追われて交番勤務にまで降格されますが、それでもチョ刑事と執念でカンを追い詰めます。
実際の連続殺人事件というのが怖い作品でした。
めっぽう頭のいいカン・テ
キム刑事に食らいつく
しかし彼の証言に何かあると思い
自白通り掘り起し、遺体を発見
しかし彼はとぼけ始める
現場検証に連れ出すが