「超エドガーケイシー」
2018年作品、久保山智夏、金子鈴幸、細川佳央出演。
金子修介監督の息子の鈴幸君の誕生日に集まった、久保山智夏、細川佳央、そして白石監督。いつものようにカメラを回しながらその風景を動画に収めるのだが、ここで金子君が、とんでもないことを言い出す。
「恋のクレイジーロード」
静かな田舎の一本道を走るバス。 乗り込んできたシャベルを抱えた不気味な女装男(宇野祥平)は殺人鬼だった。 さっそく乗客の一人の頭を叩き潰した女装男は運転手に言い放った 。 「とめたらアカン。赤信号でもレッツラゴーや」、女装男の目的は、乗っていたチューヤ(田中俊介)とスミレ(芦那すみれ)のカップルだった。
「うちな、チューヤンに一目惚れして、キチガイになってもうたわ!」強引にチューヤと結ばれようとする女装男。 乗客たちを巻き込み、バスの中は阿鼻叫喚の地獄絵図となりながら走り続ける!果たしてこの恋のクレイジーロードの行先やいかに!?
「メイキング・オブ・クレイジーロード」
2018年作品。
上記作品を短期間、実質一日でとったメイキング。 白石組に、監督自らほれ込んだキャスティングで田中俊介を迎えての、狂気バイオレンス!の舞台裏を。
この短編2作は、ビデオ化をしないという方針のようで、劇場公開されることも、なかなか短編なので、難しいと思われました。 シネマスコーレのような会場が関東にも少なく、遠征しないと見れないと思っていましたが、スカラ座でかかったのには、狂喜乱舞でした(^^)
さすがに舞台挨拶には行けませんでしたが、この3編で一時間での上映となっています。
「超エドガーケイシー」は、超短編で、一気に撮ってしまって一気に見せる、でもしっかりと白石色が出ているSF作品になっていますね。
そして「恋のクレイジーロード」は、これが基礎となり、「恋するけだもの」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/05/14/060000 につながっていき長編化になっていくんですね。
設定の骨子は一緒で、周りの配役が肉付けされ、この作品に出演していない白石組が加わっていき、なかなか見ごたえのある長編になっていき、前日譚のような短編の仕上がりになっていますね。
白石監督には、また「コワスギ」シリーズの続編を期待しますが、製作コストのめどがついたら、ぜひ仕掛けてほしいところですがね。