2021年作品、濱口竜介監督、古川琴音 中島歩 玄理 渋川清彦 森郁月 甲斐翔真 占部房子 河井青葉出演。
『魔法(よりもっと不確か)』 撮影帰りのタクシーの中、モデルの芽⾐⼦(古川琴⾳)は、仲の良いヘアメイクのつぐみ(⽞理)から、彼⼥が最近会った気になる男性(中島歩)との惚気話を聞かされる。 つぐみが先に下⾞したあと、ひとり⾞内に残った芽⾐⼦が運転⼿に告げた⾏き先は──。
『扉は開けたままで』 作家で⼤学教授の瀬川(渋川清彦)は、出席⽇数の⾜りないゼミ⽣・佐々⽊(甲斐翔真)の単位取得を認めず、佐々⽊の就職内定は取り消しに。 逆恨みをした彼は、同級⽣の奈緒(森郁⽉)に⾊仕掛けの共謀をもちかけ、瀬川にスキャンダルを起こさせようとする。
『もう⼀度』 ⾼校の同窓会に参加するため仙台へやってきた夏⼦(占部房⼦)は、仙台駅のエスカレーターであや(河井⻘葉)とすれ違う。 お互いを⾒返し、あわてて駆け寄る夏⼦とあや。 20 年ぶりの再会に興奮を隠しきれず話し込むふたりの関係性に、やがて想像し得なかった変化が訪れる。
冒頭に監督のコメントがありました。
監督は濱口竜介、「ドライブ・マイ・カー」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/08/23/060000 もいい作品でした。
3本オムニバス構成です。
1本目はモデルとヘアメイクの2人の女性のお話です。 ヘアミクのつぐみがいいと思った男性はなんと、芽衣子の元カレでした。
2本目は内定をとっていたのに、背側の単位をもらえず留年した佐々木の復讐で、セフレの年上の家庭持ちの女性にハニートラップをさせるお話です。
そして3本目は、同窓会が終わり次に日に帰ろうとした夏子が、好きだった同級生と再会するお話ですが。
3本とも、2人、ないし3人だけに焦点をあてた会話劇ですね。 舞台劇の様ですが、セリフの言い方に特徴のある演技で、監督が求めたんですかね? でも、なかなか興味深い人間心理を表していて見応えのある演技とお話でした。
付き合っていた二人
一緒に仕事をしている彼女が惚れた男だった
教授のところに行く奈緒
そして朗読をする
数年後再会する二人
同窓会の後の再開