anttiorbの映画、映像の世界

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ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき 空と木の実の9年間

2020年作品、常井美幸監督、小林空雅出演。

女性として生まれたが、幼い頃から自分の性に違和感を持ち続けていた小林空雅さん。13歳のときに性同一性障害と診断され、17歳で出場した弁論大会では700人もの観客を前に、男性として生きていくことを宣言。 そして若干20歳で性別適合手術を受け、戸籍も男性に変えた。

空雅さんは、78歳で性別適合手術を行い女性となった八代みゆきさん(95歳)、男と女に二分される性に違和を感じ、自ら「Xジェンダー(性別なし)」であることを明かして性の多様性を伝える中島潤さん(26歳)らと出会い、改めて自身の性について見つめ直すのだった……。


ジェンダー問題を扱った作品、これもそうでしたが。
監督は常井美幸、劇場よう作品は2作目のようですね。
今作は、女性の体として生まれた小林さんの9年間に密着したドキュメンタリーですね。


小学生の時に登校拒否に近い形になった“彼女“でもその理由が本人にも母親にもなかなかわかりませんでした。 でも一つ一つ思い返してみると、自分は女性ということがどうしても認められないことにだんだん気づいていきます。 そして、13歳の時に、正式に“性同一性障害“と認められ、それなら男性になるために、“彼“になるために行動を開始します。
そして小林空雅さんは一つずつクリアして戸籍を変えるために手をうっていきます。 そして夢だったある職業に向かうんですが。


私はこの作品を見て、女性の体を持って心が男性として生まれてくるってどういうことなんだろうと単純に感じていました。 そしてそれは昔からあったことなのか? そのヒントに、八代みゆきさんという高齢の方がある答えを示したのかもしれませんね。
芸術の世界に性別はない。 “彼女“は男性で時にチェリストとして世界で演奏していたということで、自分が入れる世界を音楽の世界の中に入ることができた。 そして78歳で正式の女性となっていくんですが、昔から性同一性障害の人はいて、そういう人たちのある一部分の方は、芸能や、芸術、そういう世界で生きて行ったのでは?
厳しくいえばそういうところでしか生きていけなかったのかな? という悲しい歴史があったのかもしれませんね。


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男性になることを

 

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トイレに困る

 

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しかし同級生は気にしていない

 

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母は理解を示す

 

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手術前

 

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そして胸部の手術

 

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八代みゆきさんや

 

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中島潤さんと知り合い考えに変化が

 

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