2017年作品、クリス・ボー監督、ブレンダン・マリン ナイジェル・オニール スーザン・リンチ ユゼフ・パウロフスキー出演。
母と静かに暮す農夫のドーナル(ナイジェル・オニール)は、どこにでもいる超絶平凡な男だった。 しかし突然何者かに自宅を襲撃され、母(ブレンダン・マリン)を殺害される。 失意の底に叩き込まれたその翌日、またしても襲撃に遭い、ドーナルは自殺に見せかけて殺されそうになる。
しかし二人の襲撃者が素人だったおかげで、一人を車のボンネットに挟んで殺し、もう一人を追求する。 生き残った自分を襲った若者バルトシュ(ユゼフ・パウロフスキー)も妹を人質に取られてドーナル殺しを強要されていたようだった。 一体誰が自分を殺そうとし、母を殺したのか。 こんな平凡な老女で何も悪いことをしていない母が、なぜ…?ドーナルは怒りに燃え、ショットガン片手に復讐を誓う。
監督はクリス・ボー、初めて作品を見る監督です。
主演はナイジェル・オニール、初めて見る俳優さんのようです。
敵役でスーザン・リンチ、「ローズの秘密の頁」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15380643 に出演していました。
物語は、中年になっても母との二人暮らしをしているドーナル。 彼のところに友人が車を売りに来ます。 あまり気乗りがしないドーナルでしたが、バンをつけるということで、彼はこの内装と、塗装を変え、外に出たがらない母へ快適な空間にしようと思います。
母は気に入ったようで、これでどこかへと思っていた矢先、彼の留守中に母は何者かに殴り殺されてしまいます。 母からの電話で急いで駆けつけた彼に、車で走り去る男の姿が。 母はどうして殺されたのか? そこに今度は若い二人組の男の襲撃がドーナルの元に。 しかしこの二人は全くのど素人で、逆に一人はドーナルに殺され、もう一人は捕らえられ、母を殺した犯人の情報を掴もうと、彼に依頼した男たちのところに向かいます。
サスペンスのような、それでいてちょっとコメディのような要素が前半にありますが、基本は母を殺した犯人への復讐ですね。 決して強いわけではないドーネルですが、この素人の殺し屋のバルトシュとのちに合流する彼の妹と、三人で行動をしていくのは何か不自然さの中に絆の近いものが生まれてきます。
でもラストは誰も何かが心に傷として残るお話でしたね。