2019年作品、清水厚、大畑創監督、藤田富 北原里英 鎌田らい樹 久住小春出演。
妻 真弓(北原里英)が行方知れずになり、加奈江(鎌田らい樹)に連れ去られたと考える心瞳(藤田富)。 途方に暮れ、拝み屋の師匠 水谷源流(並樹史朗)を訪ねる。源流は心瞳に、真弓さんのことは心配ない、今は加奈江のことだけ考えろ、と話す。 拝み屋をやめようと考えている心瞳。 自分のような、自己認識すら危うい人間には務まらないと考えている。 それに対し源流は、医者は病気にならないのか、と諭す。 困難を本気で解決したいのであれば、今の自分にとって一番つらい道を選ぶよう助言する。 そして「帰ってこれなくなるぞ」と脳の花のことは忘れるように付け加える。
心瞳が源流の家を出た直後、家の中から争うような物音、そして源流の怒声と、お経を唱える声が聞こえる。 心瞳が家に戻ると、頬から血を流す源流のそばに加奈江の面の青いビニールが落ちている。 加奈江に襲われたようだった。 源流は、おまえ自身がやるべきと思うことをやれ、さもないとどうにもならない、と告げる。
家に戻った心瞳は、相談者 柴田千春(森田亜紀)と会う。 一度は断ったものの、どうしてもと頼まれた。 山の仏壇と、それにより二人も正気を失っているという話を聞き、やはり手に負えないと断ろうとする心瞳。 しかしその時、華原の形見の銅剣が祭壇から落ちる。華原に「いけ!」と言われているように感じた心瞳は、依頼を受けることにする。
仏壇の山へ行く心瞳。 そこは心瞳が夢で見た場所であり、来るべくして来たと感じる。仏壇の前に立つと周囲の景色が変わり、昔通っていた学校の教室になる。
いよいよ加奈江との決着編となります。
第1シーズンから長かった加奈江との因縁というか、実は心瞳の心の問題、ある意味コンプレックスから実体化した存在の加奈江は、実は本当に彼のことを呪っていたのか?源流を襲った加奈江の気持ちというか、そういうことを考えるとちょっと切なくなっていきますね。
そしてそのために千春一家に降りかかっている仏壇の怪異との整合点が関わってきます。