anttiorbの映画、映像の世界

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自転車吐息

1990年作品、園子温監督、園子温 杉山正弘 河西宏美 山本浩子出演。

愛知県豊川市に住む史郎(園子温)は、悶々とした日々を過ごす三浪の予備校生。 ある障害を自力で克服した妹・方子(河西宏美)が自転車で新聞配達をしているのを見ならって自らも始める史郎だったが、それと入れ替わりに方子はやめてしまうのだった。
史郎は高校時代の仲間の圭太(杉山正弘)と一緒に作った8ミリ映画「一塁」の未完成が気になっていた。 圭太を誘いもう一度再開しようとアイディアを持ちかける史郎だったが、受験のことで閉鎖的な心情の圭太は、あまり乗り気ではなかった。
そんな時、東京の大学に進学した仲間の京子(山本浩子)が帰ってくる。 戸惑いながらも京子の家へ行く圭太。 しかしそこには京子の大学の先輩の野々村(山道亮介)も居合わせ、圭太は飛び出してしまうのだった。
一方相変わらず自転車に乗って新聞配達をする史郎の前に、圭太が現われ映画を再開することになる。そしてここに京子も現われ久びさに再会する三人。 予備校で8ミリを回す三人だったが、閉塞感が抜けない圭太はビルの窓から飛びおりてしまい重傷を負うのだった・・・
 
ここから公開された作品になっていきますが、これは「第41回ベルリン国際映画祭」での上映作品になったということです。
まだまだ荒削り感いっぱいの自主制作作品ですが、少しなんですが、見やすくなっている感じ?
というのは京子役での山本浩子が、女優らしく、彼女が出ているところだけ安心して見れる感じがしました。
園監督は、こういう崩壊的なラストにこだわる感じが、初期から出ていますね。
ハッピーエンドなど監督作品にはありえない、そんな感じが漂いますね。
 

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