1991年作品、山崎博子監督、明賀則和 渋谷琴乃 具志堅ティナ 高良陽一出演。
東京・青葉中学、2年A組。 待ちに待った夏休み前の期末試験、そんな真っ最中に遅刻常習犯の天野(中尾和人)をかばったがために担任の八代(佐野史郎)からキツイ処罰を言い渡されてしまったひとみ(渋谷琴乃)、菊地(明賀則和)、久美子(柳志乃)、安永(渡辺武徳)、日比野(大田原清文)、中尾(天間信紘)の6人は、東京脱出を企てて親にも学校にも内緒で沖縄行きを決行してしまう。
船の中で知り合った帰国子女・マリコ(具志堅ティナ)を加え、沖縄にいるひとみの幼なじみ高良(高良陽一)を訪ねる一行は、沖縄に先回りしていた八代と生活指導の野沢(靍田忍)をまいて高良と合流。 高良は建設会社社長の父・隆造(石田太郎)が持っている無人島に彼らを連れて行くが、隆造は東京の開発会社と提携して、この無人島を大リゾート地域にする計画を進行していた。
それを知った高良は隆造の会社に忍び込んで開発関係の書類を盗み出し、一方、島では菊地たちが木の枝からロープをつるし、ジャングルのあちこちにワナを仕掛けていた。そしてついに大人たちを相手に奇想天外なゲリラ戦が始まる。
菊地たちはジャングルに作ったワナで大人たちを次々とハメていき、高良の自然を愛する気持ちを察知した隆造は島の開発計画を中止する。 そして菊地ら7人衆は再び教師たちをまいてアドバルーンで沖縄脱出をはかるのだった・・・
これが「ぼくら」シリーズの10作目がベースになっているということです。 宗田理原作の小説は少年の頃結構読んだ記憶がありますね。
監督は山﨑博子、作品を見るのは初めてです。
主演は子供たちなんですが、まずは明賀則和、作品はこれだけですね。
渋谷琴乃は今でも活躍していますし。多くのドラマに出演しています。
具志堅ティナは当時は注目され新人賞も取りましたね。
物語は、舞台はまた青葉中学。 遅刻常習犯の天野に対する過酷な懲罰に生徒たちが反発するところから事件が起きていきます。 そして生徒たちは東京を脱出、そして沖縄に向かいます。
そこで出会った現地の少年・高良、父がリゾート開発を進めていて、彼はそれに猛反対しています。 そして開発業者との戦争になっていきます。
基本ベースは1作目 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/01/26/180000 と同じですね。 でも1作目よりもスッキリというか、爽快な作りになっています。 興行的には成功したかどうか微妙ですが、大人を出し抜くところと、脱出シーンは最後な新聞記事オチで留めていることから、綺麗に仕上がっていると思いました。
実写で、このシリーズの後日譚のような作品を作ってもいいかもしれませんね。
反発する生徒たち
そして東京を脱出
沖縄にいることを知り教師も追跡
しかし大人たちを撃退
そして気球で