anttiorbの映画、映像の世界

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海辺の映画館―キネマの玉手箱

2020年作品、大林宣彦監督、厚木拓郎 細山田隆人 細田善彦 吉田玲出演。

尾道の海辺にある唯一の映画館「瀬戸内キネマ」が、閉館を迎えた。 嵐の夜となった最終日のプログラムは、「日本の戦争映画大特集」のオールナイト上映。

上映がはじまると、映画を観ていた青年の毬男(厚木拓郎)、鳳介(細山田隆人)、茂(細田善彦)は、突然劇場を襲った稲妻の閃光に包まれ、スクリーンの世界にタイムリープする。
江戸時代から、乱世の幕末、戊辰戦争日中戦争、太平洋戦争の沖縄……3人は、次第に自分たちが上映中の「戦争映画」の世界を旅していることに気づく。 そして戦争の歴史の変遷に伴って、映画の技術もまた白黒サイレント、トーキーから総天然色へと進化し移り変わる。
3人は、映画の中で出会った、希子(吉田玲)、一美(成海璃子)、和子(山崎紘菜)ら無垢なヒロインたちが、戦争の犠牲となっていく姿を目の当たりにしていく。 3人にとって映画は「虚構(嘘)の世界」だが、彼女たちにとっては「現実(真)の世界」。彼らにも「戦争」が、リアルなものとして迫ってくる。
そして、舞台は原爆投下前夜の広島へ――。 そこで出会ったのは看板女優の園井惠子(常盤貴子)が率いる移動劇団「桜隊」だった。 3人の青年は、「桜隊」を救うため運命を変えようと奔走するのだが……!?


最後の大林作品、やっと見れました。
監督の大林宣彦は、今年の4月に亡くなりましたが、最後まで映画製作に携わっていました。 まさに映画人でした。
今作の主演は若いの吉田玲、2016年に出演作があるようですね。
そして厚木拓郎、彼も大林組なんですね。その他の作品では「アントキノイノチ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/8880583 に出演していました。


物語は、大林宣彦の最後の反戦メッセージですね。 歴史を遡り、振り返り、その裏側で犠牲になった女性にスポットを当てている。 表現はコミカルですが、ちょっとエグいシーンも多いように感じました。
だからPG12になっているわけなんですね。
長編作品でしたが、最後の作品としては、大林監督の浸れるとでも言いましょうか、ここ数年の集大成だったんでしょうね。


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未来から?宇宙から?

 

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3人がタイムリープして映画の世界へ

 

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明治維新

 

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そして広島に

 

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映画の中のキャラとリンクしていく

 

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