anttiorbの映画、映像の世界

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青くて痛くて脆い

2020年作品、狩山俊輔監督、吉沢亮 杉咲花 岡山天音 松本穂香出演。

コミュニケーションが苦手で、他人と距離を置いて生きてきた大学生の田端楓(吉沢亮は、人目を気にせず理想を追い求めるあまり周囲から浮きまくっている秋好寿乃(杉咲花と出会い、自分とは対照的な存在と用心していたはずが、思いがけず距離が縮まっていく。
やがて2人は世界を良くするという大きな理想を掲げ、“モアイ”という秘密結社サークルを立ち上げる。 時が経ち、すでに秋好は楓の前から姿を消し、モアイはチャラいだけの就活サークルに成り下がっていた。 楓は秋好の理想からかけ離れてしまったモアイをぶっ壊すと決意するのだったが…。
 
ちょっとミステリーな展開でした。
監督は狩山俊輔、「映画 妖怪人間ベム」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/8130112 以来の監督作品ですね。
主演は吉沢亮、「一度死んでみた」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/04/06/060000 が近作です。
杉咲花は、「弥生、三月 -君を愛した30年-」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/04/05/060000 が近作です。
 
物語は、他人と関わり合いを持たないことで、傷つくことから避けるようになっている男・田畑楓。 彼の大学生松は、サークルにも入らず、単位を取って行くという考えを持っていましたが、ある講義で果敢に質問をし、自分の考えを主張する女子に目が行きます。 周りは冷ややかな反応ですが、彼女はしっかりと教授に主張を続けます。 もちろん楓は、当たり触らず通り抜けようとしますが、彼女に声をかけられ、そしてどんどん彼女が近づいてきました。 秋好寿乃という彼女は、世界平和を高らかに叫びますが、彼女が入りたいサークルはなく、つきあわされた挙句、自分で作ろうということになり、楓も巻き込まれていきます。
モアイと名付けられたサークルは、たった二人。 でも今は使っていない廃墟のような体育館を部室にして、二人はボランティアなどの活動をし始めます。 そこで出会った登校拒否の瑞希とか、だんだんとモアイの骨子が固まって行きますが、それはゆっくりした足取りでした。
 
今作は、回想シーンから一転今の姿が語られますが、成長し、増殖したモアイの部員。そして今は就職のための集団となっているんですね。 そして楓はなぜか強烈にモアイを憎んでいます。 そしてモアイをつぶすために、何人かに協力を求めますが。
ちょっと怖い展開になりそうで、実はもっと小さな世界を描いている。 でもそれが人間らしくもあったお話でした。
 

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ひととの距離を保つ楓

 

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自分の理想をはっきり言う秋好

 

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二人はモアイを立ち上げる

 

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地道な活動を始めるが

 

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しかし今の楓は

 

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前川を引き込みモアイをつぶそうとする

 

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