いつもの通りの野原家、日曜日が終わり明日は通勤に、幼稚園に。 そんな夜空に流れ星が見えた。 ひろし(森川智之)が、みさえ(ならはしみき)が、しんのすけ(矢島晶子)が願い事を願っていると、流れ星ではなくその光は野原家に向かって飛んできてしまう。
屋根に衝撃が走り、二階には異様な物体が突き刺さっていた。 その中から出てきたのはなんとエイリアン・シリリ(沢城みゆき)だった。
人間を極端に恐れるシリリは、変な光線をひろしに向かって発射してしまい、彼は子供になってしまう。 そしてしんのすけを庇おうとしたみさえも子供になってしまうのだった。 しかし二人と精神は大人のまま、どうやらシリリは同じように地球に来ている父親(宮迫博之)のところに行かないとならないらしい。 そして父親なら二人をオトナに戻せるというのだった。
彼が発した光線は “バブバブ光線”、危険を感じた時のみ出せる光線なのだった。そして彼のいるナースバディ星は皆スクスク光線というのを出すことができ、その能力によって星や宇宙を幸せにしていたというのだ。
シリリは地球人というのは野蛮で下等な生き物と思っていた。 確かにあっという間に各言語を話せるシリリは文明の進んでいる星からやってきてはいるが、宇宙船は動かなくなってしまい、野原一家は自力で電車を乗り継ぎ、シリリの父がいるであろう九州を目指すことになるのだった・・・
しんちゃん作品は基本見たい作品。 ただどういうタイミングで見るかが重要で、なるべく土日は避けたいところですね。 私が見た回はなぜかお客は私を入れて3人の回、ほぼ貸し切り状態でした。 ゆっくり落ち着いて観れました(^^)
アニメ作品で、売れている役者さんが主役はヒロインをするのは、嵌ればいいのですが、やはりしっかり声の演技のできる声優さんに任せるのが一番だと思うんで、特にしんちゃんのような定番の作品は、レギュラー陣との絡みが大事ですからね。
ただひろし役には映画では初めてとなる森川智之氏、藤原啓治氏の代役でひろし役を受けていますが、レギュラー放送では大分馴染んできたこともあり、家族が大活躍する劇場版ではどうなのかが気になるところでした。 しかしあまり違和感を感じることなく熟してくれた感じがして、そこはやはりプロフェッショナルでしたね。
でもできれば藤原さんに復帰して欲しいところですが…
監督は橋本昌和、しんちゃんシリーズ劇場版としては 「クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13031097.html以来ですね。 その他には 「レイトン教授と永遠の歌姫」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/9801964.html を見ています。 テンポ感を持った作品を撮る監督という風に見ていますが。
物語は、宇宙人シリリと、野原一家のロードムービーとなっています。 大人の野原一家ならば、いつもの車で出発したおところですが、今回は子供に変えられてしまったので、電車での移動となるんですね。 しかしそこに何やら変な輩が現れ、ことごとく邪魔が入るんですね。そして八尾という謎の人物も登場します。
おバカなシーンもいっぱい出てくるのが定番のしんちゃんですが、今作はシリリという事で、しんちゃんのお尻がポイント。 でもちょっとおとなし目ですね。 そして感動的な部分はあまり誇張されず、友情と、親離れが語られている作品に感じました。
見やすさ優先の作品、「E.T.」を意識した感じでしょうかね?
子供になってしまったひろしとみさえ
シリリがみんなに見つかってしまう
そして映されてしまう
シリリの父を見つけに新幹線で
しかし荷物を盗まれる
さらに謎の男に連れて行かれ
シリリはサーカスに捕まる