anttiorbの映画、映像の世界

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ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像

2018年作品、クラウス・ハロ監督、ステファン・サウク アモス・ブロテルス ピルヨ・ロンカ ヘイッキ・ノウシアイネン出演。


絵画に魅せられ、常に仕事を最優先に考えて生きてきた老美術商のオラヴィ(ヘイッキ・ノウシアイネン)は、ある日、長年音信不通だった娘レア(ピルヨ・ロンカ)から、問題児の孫息子オットー(アモス・ブロテルス)を職業体験のため数日預かってほしいと頼まれる。

そんな折、オークションハウスで一枚の肖像画に目を奪われたオラヴィ。 価値ある作品だと確信する彼だったが、その絵には署名がなく、作者不明のまま数日後のオークションに出品されるという。

オットーとともに作者を探し始めたオラヴィは、その画風から近代ロシア美術の巨匠イリヤ・レーピンの作品である証拠を掴む。 どうしても “幻の名画” を手に入れたいオラヴィは資金繰りに奔走するが、その過程で娘親子が自分の知らないところで大きな苦労をしていたことを知る……


町の美術商の悲哀を描いた作品です。
監督はクラウス・ハロ、「こころに剣士を」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14681040 を見ていますが、ごつごつとしていていい作品でした。
主演はヘイッキ・ノウシアイネン、初めて見るベテラン俳優、監督とは二度目の仕事となっているようです。
娘役はピルヨ・ロンカ、彼女も初めての女優さんです。
孫役はアモス・ブロテルス、子役としての出演はあるようですが、今作が本格的なデビューのようです。 今年別の作品も公開予定とのことです。


物語はある町の美術商のおはなしです。 経営が行き詰っており、督促状の嵐。 そんな時娘から連絡があり、孫を職業体験で働かせてほしいと言ってきます。 学校でちょっと問題を起こしたからのペナルティのようで、でもオラヴィは適当に追い払ってしまいます。
そんな時、オークションで作者不明の肖像画を見つけます。 瞬時にほれ込み、この絵について調べようと決意します。 そして孫のことを受け入れますが、孫が店番の時、うまく絵を高値で売ったことから彼を信用していきます。 そして一緒に絵のことを調べ始めます。 そしてオークション当日、画を落札しますが、それは意外に高値になってしまいました…


ちょっと地味な内容ですが、なかなか味わいのある、また骨董商、美術商の厳しさを感じさせる作品でした。 うちの亡き妻も骨董商をしていましたが、何かわかるようなオラヴィの生活ぶりでした。 もし年老いてもやっていたら、こういう悲哀もあったかもしれません。
若いころはオークションというか、競りにも行っていたようです。 まあこの作品ではちょっとえげつないオークションの支配人でしたが。

 

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オラヴィの店は行き詰っていた

 

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娘が頼みごとをしに来た

 

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そんな時、ある絵に魅せられたオラヴィ

 

 

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そしてオットーと

 

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作者を調べ始める

 

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そしてオークションが始まり

 

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予想外の高値まで行ってしまう

 

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