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ゴッホ 最期の手紙

2017年作品、ドロタ・コビエラ、ヒュー・ウェルチマン監督、ダグラス・ブース ロベルト・グラチーク エレノア・トムリンソン ジェローム・フリン出演。

無気力な日々を過ごしていた青年アルマン ・ ルーラン(ダグラス ・ ブース)は郵便配達人の父ジョゼフ ・ ルーラン(クリス ・ オダウド)から1通の手紙を託される。 それは父の親しい友人で1年ほど前に自殺したオランダ人画家フィンセント ・ ファン ・ ゴッホ(ロベルト ・ グラチーク)が弟  ・ テオに宛てて書いたまま出し忘れていたもの。 パリに住んでいるはずのテオを探し出して手紙を届けてやってほしいという
アルルでは自分の耳を切り落として精神病院へ送られた外国人の画家は評判がいいとは言えなかった。 彼を知る警官によればゴッホが病んでしまったのは彼が画家たちの宿にしたいと願った “黄色い家” に友人のゴーギャンが来たことが原因だという
疎まれていた友人に対する父の思いにほだされるように願いを聞き入れたアルマンはパリへと旅立つ。 テオの消息をつかめないまま画材商のタンギー爺さん (ジョン ・ セッションズ)を訪ねるとそこで聞かされたのは意外な事実だった。 兄フィンセントの死にうちひしがれたテオは半年後その理由を自問しながら後を追うように亡くなったというのだ
タンギー爺さんはアルマンにフィンセントのことを語って聞かせる。 テオによればフィンセントは幼いころから不幸な子どもだった。 自分が生まれる前に死産でこの世を去った同じ名前の兄がいて本来愛されるべきは兄だと自分は疎まれていると感じていたという
画商牧師の道を志すも挫折。 28歳にしていまだ無職の彼はテオの献身的な援助を受けて絵筆をとる。 パリに出て芸術家仲間と交わるが彼らから学ぶと南仏へと向かった。 たった8年で素人から仲間に一目置かれる画家にまで成長したフィンセントがこんなに早く死んでしまうとは
父の友人に対して自分が偏見を持っていたと気付いたアルマンはその死に疑問を抱く。 フィンセントが最期の日々を過ごしたオーヴェール=シュル=オワーズでの主治医ポーガシェは 「完治していた」 と言っていたのになぜ自分を撃ったのか?・・・

美術が苦手な私ですが、ゴッホの名前と作品はもちろん見たことはありますが、生涯はあまり詳しくは知りません。 なので今回は地元のTOHOシネマズで吹き替え版を見ました。 しかし驚いたことに、今作は変わったアニメーションで描かれていました。
ゴッホの作風をアレンジして、彼の作品をベースにした画作り、これは大変ドラマチックでかえって見やすかったし、実はサスペンスタッチで、より興味を惹かれました。
監督はドロタ・コビエラとヒュー・ウェルチマン、共同監督としての作品はこれが初めてでしょうか?
画は俳優さんと、ゴッホの絵がベースになっている感じですね。 アルマン役のダグラス・ブース、「高慢と偏見とゾンビ 」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14465313.html に出演していました。 吹き替えの声は山田孝之があてていました。
物語は、父の言いつけでフィンセント=ゴッホの手紙を弟に手渡しで届けて欲しいという仕事を言われたアルマン。 ゴッホのイメージは、ちょっとおかしな芸術家で、自殺をした変な人間というイメージを持っていたアルマン。 とっとと渡してお役ごめんとなるだろうと思っていました。
しかし弟が半年後に亡くなったことを聞かされ、ゴッホの最後の仕事場を提供してくれた医者の元を訪ねるんですね。 しかしいろんな人に会いゴッホのことを聞きますが、会う人ごとに印象が違う、そしてもしかしたら自殺ではなかったかもしれないと思うようにな って行きます。
本作は、ゴッホの死因に一石投じたようなつくりになっています。 そして生前のゴッホ、そして彼の理解者だった医師のガシェ、そして彼の娘、そして最後息を引き取った宿の娘、それぞれ証言が違い、彼なりの結論は実に悲しいものとなって行きます。
これはなかなかの秀作、見ておいてよかったです。

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酔いつぶれた息子に父は

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ゴッホの手紙を渡して欲しいと依頼する

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しかし、タンギー爺さんから聞かされたのは弟の死だった

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そしてガシュの家に行くとそこには娘が

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ゴッホの泊まっていた宿の娘にも話を聞く

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ゴッホは自分で腹を撃ったと言い張ったが

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