anttiorbの映画、映像の世界

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ヘンリー・フール

1998年作品、ハル・ハートリー監督、トーマス・ジェイ・ライアン ジェームズ・アーバニアク パーカー・ポージー マリア・ポーター出演。


ニューヨーク、クイーンズ地区。 内気な青年サイモン(ジェームズ・アーバニアク)は、セックス狂の姉フェイ(パーカー・ポージー)と鬱病の母メアリー(マリア・ポーター)を養うためゴミ収集人をして生活していたが、周囲からは虐げられる日々。

そんなある日、彼の前に謎めいた浮浪者ヘンリー(トーマス・ジェイ・ライアン)が現われる。 文学界を一変させる『告白』なる未完の大作を書き続けると豪語する彼は、サイモンにノートと鉛筆を渡し、思うことをそこに書けと勧める。

こうして執筆を始めたサイモンだが、彼の書いた詩に目をとめたヘンリーはサイモンの思わぬ才能に驚き、創作の手ほどきを買って出る。 サイモンの詩は近所の中国移民の雑貨店主デン(ジェームズ・サイトー)の聾唖の娘ノック(二階堂美穂)に歌を口ずさませ、それまで彼を迫害していた不良女子高生までが取り巻きになるほどだった。

その間、ヘンリーはサイモンの母と姉と続けて肉体関係を持つ。 ヘンリーはサイモンに、以前13歳の少女と淫行に及んだ罪で7年間服役した過去があり、現在は仮釈放中の身だと告白した。

ヘンリーが推薦した出版界の大物編集者ジェームズ(チャック・モンゴメリー)の元を訪れ、詩を売り込んだサイモンだが、相手は作品を愚作だと酷評。 さらに、ヘンリーはその出版社の掃除夫だったことが明らかになる。

その頃、フェイはヘンリーと愛を交わし、母はサイモンの詩を読んで自殺を図った。 母の葬儀後、ヘンリーはフェイにサイモンの詩をインターネットで公表するように頼む。 サイモンはヘンリーにフェイが妊娠していると告げ、ふたりは結婚することに。式の当日、インターネットで公表されたサイモンの詩が世間の注目を集め、彼は一躍有名人となった…


三部作の1作目ですね。
監督はハル・ハートリー、「トラスト・ミー」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/01/25/180000 を記事にしています。
主演はトーマス・ジェイ・ライアン、記事にした作品はないようです。
ジェームズ・アーバニアクは、「ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15859251 に出演していました。
パーカー・ポージーは、「カフェ・ソサエティ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14907918 が近作ですね。


物語は、ごみ収集をしている生真面目な男・サイモンとヘンリーが出会うところから始まります。 争いごとを好まず、抵抗しないサイモンは、何かあると馬鹿にされ、理不尽な暴力を受けていました。 人生をあきらめているかのようなサイモンには、自由奔放な妹・フェイと、うつ病の母がいて、二人を養うことしかできませんでした。
しかしヘンリーは、不思議な男で、サイモンに大きな刺激を与えます。 自分と正反対の、だらしない男ではありますが、その中に大きな野望を秘めていることに何かを感じ、影響されていきます。 しかしヘンリーは女性関係にだらしなく、金のかかる男でもありました。


3部作の導入部、ヘンリーとフェイガ結ばれ、一人息子をもうけて消えていくまでを描いていますね。結ばれ 人間としてはどうしようもない男のヘンリー、しかしそれに惹かれてしまったフェイと、自分に無いもを見出してしまったサイモン。

ここからヘンリーに翻弄されるグリム家のお話が始まります。

 

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ふらっと現れたヘンリー

 

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フェイに近づき

 

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二人は振り回される

 

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しかしヘンリーはサイモンの才能を目覚めさせる

 

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そしてフェイとの間に男の子が

 

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しかしヘンリーは国外逃亡に

 

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