anttiorbの映画、映像の世界

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トラスト・ミー

1991年作品、ハル・ハートリー監督、エイドリアン・シェリー マーティン・ドノヴァン メリット・ネルソン ジョン・マッケイ出演。


妊娠して高校を中退したマリア(エイドリアン・シェリー)は、そのことで父親と口論になり、思わず平手打ちをすると父親ジョン(Marko Hunt)は心臓発作を起こして急死してしまう。 母親ジーン(メリット・ネルソン)は父親の死はマリアのせいだといって彼女を家から追い出すが、行くあてのないマリアは途方に暮れる。
コンピューター技師のマシュー(マーティン・ドノヴァン)は教養はあるが不器用で、勤め先でも続かず、職を転々としていた。 その日も仕事の内容に我慢できなくなった彼は仕事を辞め、家に帰ると父ジム(ジョン・マッケイ)から“ろくでなし”と罵られ、暴力を振るわれる。 孤独で無為な日々を過ごす彼はジムが朝鮮戦争から持ち帰った手榴弾を常に持ち歩いていた。
マシューは夜中に訪れた廃屋で酒に酔ったマリアに出会う。 寝る場所が欲しい、というマリアを家に連れ帰って一晩泊めてやるが、帰ってきたジムは怒ってマシューを殴りつける。 耐え切れず家を出たマシューをマリアは自分の家に連れ帰り、手榴弾を預かって部屋を用意してやる。“一生こき使う”というジーンのもとで家事の一切をやらされるマリアを見たマシューは、彼女に自分と同じ境遇を感じ、中絶するというマリアに結婚して子どもを育てようと持ちかける・・・


二人が出会い、そして近づいていくお話、ちょっとしたドラマですね。
監督はハル・ハートリー、まだ記事を上げたことのない監督です。 しかし作品は結構ありますね。
主演はエイドリアン・シェリー、彼女の記事もありませんが、女優だけでなく監督や制作サイドも活動履歴もありますね。
マーティン・ドノヴァンは、「アフターマス」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15146480 に出演が近作ですね。


物語は、高校生なのに妊娠してしまった少女・マリア、彼女は高校もやめ、そして反発した父親が彼女の平手打ちで心臓マヒで死んでしまいました。 もちろん母親が激怒、彼女は家を追い出されてしまいます。
一方のマシューは、なかなか仕事が長続きしません。 機械のチェックをする仕事にもやる気がなく、とうとうけんかをして首になってしまいます。 そんな二人が出会い、はじめは家のない彼女を気遣っていたマシューでしたが、父がいない時に家にかくまい、そして彼女の妊娠を知り、とうとう彼女の父親になろうとまでし始めるんですね。そして再就職をしていきます。


今作は、マリア役のエイドリアン・シェリーが、はじめはけばけばしいんですが、どんどん若く高校生っぽくなっていくんですね。 若返っていくような、マシューとの恋が彼女をかわいくしていくんですね。 でもマシューのことを気遣っていくうちに彼女に心境の変化が出てきます。
実りづらい恋ですが、人間的な成長を感じていくお話です。

 

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妊娠、中退をするマリア

 

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マシューは父となじまない

 

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そして出会った二人

 

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そして彼女の妊娠に気が付き

 

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育てようとするマシュー

 

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