2020年作品、石川勝己演出、桂雀々 常盤貴子 綾田俊樹 田畑智子出演。
“寅やん、京都へ行く”
寅次郎（桂雀々）が大阪の新世界で飲んでいると、みすぼらしい着物姿の老人（田中泯）が財布を落としたため支払いができなくなり、無銭飲食で警察に連絡されそうになっていた。 そこで寅次郎が代わりに代金を支払うことに。 そして寅次郎は酔っぱらった老人を“くるまや”に連れて帰り、老人が有名な画家だと知る…
この元作品は、私が大好きでしたね。「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」ですが、寅さんではちょっと変わったマドンナ、太地喜和子が実によかった。 オリジナルでは、有名画家役は宇野重吉が演じていましたが、今作では田中泯でした。「アルキメデスの大戦」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/08/06/060000 ではいい味を出していましたね。
さてくるまやにすっかり腰を落ち着けた寅さん、そんなある日飲みに行ったところ、無銭飲食の老人に出くわします。飲み 仕方なく助けて、くるまやに連れて帰りますが、傍若無人の振る舞いに温厚なおいちゃん、おばちゃんもブチ切れ。 しかしそれは老人の誤解からのふるまいでした。 さらっと書いた落書きのようなものが、古本屋に持っていくとなんと大金に代わってしまいました。
今作はなかなか味わいのあるオリジナルなんですね。 忠実にこの話も描かれていて、田中泯も、そしてこの後出てくる田畑智子もはまっていました。
なんと彼は有名画家だった
そして京都で出会った芸者のぼたん
