anttiorbの映画、映像の世界

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ラストレター

2020年作品、岩井俊二監督、松たか子 木内みどり 水越けいこ 広瀬すず出演。


岸辺野裕里(松たか子)は夫・宗二郎(庵野秀明)との間に子どもが2人いる4人暮らし。
ある日裕里の姉遠野未咲が亡くなってしまい葬儀に参列する。 葬儀では未咲の娘である遠野鮎美(広瀬すず)と久々に再会した。 鮎美は母親の死を受け入れる事が出来なくて、残された1通の「手紙」を開けれずにいた。
美咲宛に届いていた同窓会のお知らせを発見した裕里は、未咲が亡くなったことを伝えるために同窓会に行くことにする。 しかし、未咲が亡くなったことを同級生たちに伝えられずにいると、学校のヒロインだった未咲と間違えられてしまい、前に出てスピーチをすることになってしまう。 結局未咲のことを伝えられずに同窓会が終わってしまった。 しかし、この同窓会で裕里の初恋の相手である小説家の乙坂鏡史郎(福山雅治)と再会することができた。
鏡史郎は裕里を未咲と思っている状態で連絡先を交換。 鏡史郎から早速「君にまだずっと恋してるって言ったら信じますか?」というメッセージが届いた。 未咲に送ったと鏡史郎は送ったと思っているので、裕里の心境は複雑な気持ちを抱いていた。
しかし裕里は未咲と間違えられながらも初恋の人との交流に嬉しさを感じていた。 そしてメッセージの返信として手紙を送ることにした裕里は、夫にやりとりを隠すために手紙には自分の住所を記載しないまま送った。
それを受け取った鏡史郎は、昔のアルバムを出し未咲の実家に返信を送った。 しかし、そこに住んでいるのは未咲の娘である鮎美だった。
鮎美は母親に宛てられた立て続けに送られてくる手紙を開けてみる。 そこには、学生時代の鏡史郎と未咲の淡い思い出が書かれていた。 母の葬儀後も気を病んでいた鮎美は、鏡史郎からの手紙に返信を書き、文通するようになっていく・・・


これも切ないお話でしたね。
監督は岩井俊二、「リップヴァンウィンクルの花嫁」https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14128844 が近作劇場公開ですね。
主演は松たか子、「マスカレード・ホテル」https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15842029 に出演していました。
そして広瀬すず、「SUNNY 強い気持ち・強い愛」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15665092 が前作出演ですが、今後出演作が続きますね。


物語は、一人の女性の死から始まります。 美咲という姉が死んだことで、葬儀に行く妹の祐里と娘と息子。 夫は仕事が追い込みで留守番です。 そこには一人娘の鮎美がいました。 母の若いころとうり二つの彼女、でも祐里の娘も彼女の若いころとそっくりです。
そして帰り際に、鮎美から一通の同窓会の案内状でした。 姉の死を知らせに行こうと代わりに出席をした美咲、しかし間違われ、そこで初恋の相手・鏡史郎と再会します。そこで、彼女はとっさに自分のことを明かさず、姉のふりをしてしまいます。 そして連絡を取るようになっていく二人、しかしそれは彼女からは住所を教えず、鏡史郎は仕方がなく、彼女の昔の実家に手紙を送り、それを娘が読んでいきます。


今作は、この手紙のやり取りがもどかしく、でもほんのりとそれがいいんですよね。 この後、鏡史郎は美咲の人生を知っていきます。 彼自身も小説家であるんですが、行き詰っている状態、そして彼もずっと美咲から離れられない存在になっていました。

岩井俊二作品としては、わかりやすい初恋物、懐かしい青春ものであり、それをダブルキャストだったり、要所にとても的確にわき役さんたちをつけています。
でもお話としては、これも切ないんですよね。 この日は邦画の切ない作品を2本見てしまいました。

 

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姉の代わりに同窓会に出た裕里

 

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そして鏡史郎と再会

 

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ちょっと変わった文通が始まる

 

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そして思い出す高校生のころ

 

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そして3人でも

 

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そしてそれぞれの娘はそっくりだった

 

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