2019年作品、森達也監督、望月衣塑子出演。
東京新聞の記者としてさまざまな社会問題に斬り込んできた望月衣塑子。 森友学園と加計学園を巡る“モリカケ問題”の追及、官邸記者会見での鋭い質問、性被害を訴えた伊藤詩織さんへのインタビューなどで注目を浴びた彼女の、報道では見られない姿にカメラが肉迫。
菅官房長官や前川喜平など、ここ数年で頻繁にメディアに登場した人々の知られざる素顔をも映しだす。
ごっついドキュメンタリーでした。
監督は森達也、「A」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15786079 「A2」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15786088 「FAKE」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15057847 と見ていますし、ホラー系も出演していて、著作も読んでいる、私は好きな作家さんです。
そして今作の中心は望月衣塑子さんですね。中日新聞の東京本社勤務という所属ですが、私はこの映画で初めて知りましたが、なかなかの活動家と言うか、物怖じしない特攻隊のような方ですね。
今作では、「伊藤詩織に対する取材」、「官房長官記者会見での取材」、『辺野古土砂投入の質問と官邸の「制限」要請』、を通して、彼女の人となりに触れていくんですね。 タクシー移動中に子供と話していることで、家族がいて、夫の協力で仕事を精一杯している事がわかります。
そして彼女に監督が密着、面白いのは、彼女を見ていて、監督が影響されていくんですね。
取材パスを持っている彼女と、監督は記者会見場には入れません。 それだけでなく、カメラを持っていることで、うろつくことも警察官に止められていきます。 明らかに、警戒され、不審人物扱いをされていく森監督。
なかなか、見ごたえのパル彼女の活動ですが、森監督ならではの脚色も入り、映画としても面白かったですが、内容は結構えぐいし、今の安部政権の恥部を少し刺激した作品でもあったと思います。
対象に食いつく望月記者
彼女の視点も独特
その彼女に森監督が食いつく
あまりデスクにはいない望月女史
記者会見上の関門
そして混乱する中にも