2010年作品、カン・ウソク監督、パク・ヘイル チョン・ジェヨン ユ・ジュンサン ユソン出演。
1978年ごろ。 ベトナム戦争帰りのよそ者ユ・モッキョン(ホ・ジュノ)は村の祈祷院で修行にはげみ、人望を得ていた。
約30年後、息子のヘグク(パク・ヘイル)は父モッキョンが死んだと知らせを受け、疎遠だった父の葬儀のために村にやって来る。 ヘグクは刑事だったが、失職して離婚している。 村人たちは喪主のヘグクを歓迎しない。
葬儀後にはソウルへ帰ることをうながす村人たちの意に反して、父の死に疑問を持ったヘグクは村にとどまる。 ヘグクは、亡父の部屋に残されたカセットテープを聞いて、村人ソンマン(キム・サンホ)とソンギュ(キム・ジュンベ)の犯歴を知る。
父の家からソンマンの家に通ずる地下のかくし通路を発見したヘグクは、ソンマンの部屋を調べているときに、ソンマンに刺される。 腹を刺され、山に逃げるヘグクを追いつめたソンマンは、ヘグクの投石で崖から転落死する。
亡父の部屋にもどったヘグクは父の聖書を手に取り、「目には目を」のページの欄外に「チョン・ヨンドク(チョン・ジェヨン)」と村長の名前が書き込まれていることを知る。 ソンマンの葬儀の場でヘグクは村人ソンギュ(キム・ジュンベ)にすべてを話すと言われて呼び出される。
だまされたヘグクは柱にしばりつけられ殺されかけるが、村の雑貨店の女主人ヨンジ(ユソン)に助けられる。 ジュンベは火事にまきこまれ焼死する。 その後、村長の使い走りのドクチョン(ユ・ヘジン)が村長に呼び出され、死体で発見される。
ヘグクは村長の家に行き、父を殺したかと問い、村の指導者だった父の生前について聞かされる・・・
これはなかなかの長編なんですよね。
監督はカン・ウソク、韓国のベテラン監督ですが、記事にした作品は今までなかったですね。
主演はパク・ヘイル、「ラスト・プリンセス -大韓帝国最後の皇女-」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15015909.html に出演していました。
村長のヨンドク役はチョン・ジェヨン、「正しい日 間違えた日」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15610938.html を記事にしています。
物語は、昔のある刑事と、聖人のようなベトナムがえりの男の因縁から始まります。 その後、刑事はある村の村長になり、ユ・モッキョンは精神的なシンボルになっていました。 しかしユが亡くなり、その息子がやってきます。
ヘグクは、元刑事でしたが、仕事も辞め、家庭も壊してしまった変わり者でした。 その村は閉鎖的で、笑顔で迎えられますが、その裏には早く遺品を持って帰れと言わんばかりでした。 しかし何かを感じたヘグクはこの村にしばらく滞在することにするんですね。 そしてこの村の秘密がだんだんわかってきます。
今作は連続ドラマにしたくなるほど、人間のドロドロさと、因縁、長い期間がカットされ、30年を隔てたドラマ仕立てになっています。 キーとなるのはユソン演じるヨンジという雑貨店の女店主ですが、彼女がいろんな意味で鍵を握っていて、ある意味一番ふり幅の大きな存在でした。
長い作品ですが、どんどん引き込まれて行く作品です。
刑事を辞め、離婚もしたヘウク
そして父が死んだ知らせを受け
父が暮したこの村にやってくる
村長と村民
そして隠し通路を見つけ
そこはあるところに通じていた
そして彼女に助けられる