ロビン(タロン・エガートン)この地を納める領主で、正義感の強い男だった。 ある日、盗みに入った泥棒を見つけ、なんとそれは女性だった。 貧しいものに、裕福な家から金を取って分け与える、そんな義賊のような女性は・マリアン（イヴ・ヒューソン）といい、二人はすぐに恋仲となり、結婚をし、幸せな生活を送っていた。 しかしそんなある日、ノッティンガムの最高権力者である執行官から召集令状を受け取る。
4年後、アラブ。 十字軍の兵隊として敵地で戦闘下にあるロビン。 ギズボーン（ポール・アンダーソン）率いる隊はリトル・ジョン（ジェイミー・フォックス）が指揮する敵軍に待ち伏せされ危機に陥る。 スピードと身体能力で上回るリトル・ジョンと一騎打ちになったロビンは大ピンチになるが、駆けつけたギズボーンがリトル・ジョンの手首を切り落としてロビンを救出。 リトル・ジョンを拘束するのだった。
十字軍は情報を引きだそうと捕虜を激しく拷問。 使えないと判断した捕虜の首を切断させる光景に、ロビンは不快感を抱く。 怯える息子が次の拷問の対象になったのを観たリトル・ジョンは必死に抗議。 ギズボーンが首をはねるよう命じたのを見たロビンは介入して取り押さえられる。 処刑は執行されるが、ロビンはリトル・ジョンの拘束を解き、他の捕虜も解放。 怒ったギズボーンは、ロビンに帰国を命じるのだった。 リトル・ジョンはロビンが乗船する船に忍び込みイギリスまで着いて行く。
帰国したロビンは自分の屋敷に戻るが、荒れ果てた家は差し押さえられており、自分の帰りを待つはずのマリアンはいなかった。 友人であるタック修道士（ティム・ミンチン）を訪れたロビンは、2年前に自分が戦地で死亡したと執行官が伝えていたことを知る。
炭鉱者が働く居住区へ来たロビンは、マリアンが政治家を目指すウィル（ジェイミー・ドーナン）と仲睦まじくしている様子を目撃してショックを受ける。 肩を落としたロビンの前に、ずっと後を着けていたリトル・ジョンが姿を現す。 思わずひるむロビンに対し、長く十字軍と闘っていたが、敵軍にロビンのような考え方をする人間は居なかったと話す。
金持ちだけが得をする戦争を止めようとリトル・ジョンは協力を求めるのだった・・・
しっかりと「ロビン・フッド」を見るのは初めてです。
監督はオットー・バサースト、日本で作品が公開されるのは初めてのようです。
主演はタロン・エガートン、「ロケットマン」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/08/29/060000 では熱演でした。 今油が乗っている俳優ですね。 彼はマイケル・J・フォックスに似ていますね。 何年かしたら、あの名作の続編か、リブートをしてくれないかな？と期待しています。
マリアン役はイヴ・ヒューソン、「ブリッジ・オブ・スパイ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13820743.html に出演歴がありますね。
物語は、ロビン・フッド誕生のお話ですね。 彼は領主の家に生まれたんですが、ふんぞり返るタイプではなく、領民の為に尽くす存在でした。 しかし時は十字軍の時代、聖地エルサレムに徴兵されてしまいます。 そこでひと悶着あるんですが、そこで彼は軍を外されてしまいます。 さらに領地では彼はもう死んだものとして扱われ、失意のマリアンは、別の男と一緒に住んでいました。
そんな彼にアラブで戦った男が近づいてきます。
今作は、“ロビン・フッド”という名の由来と、彼がヒーローになっていく物語ですね。でも、その背景に十字軍と、当時のキリスト教の裏側が描かれているんですね。 十字軍というのは聖地エルサレム奪回という大義名分で軍を組んでいるというんですが、実は利害から派遣された、経済的なメリットや、本来の筋から外れた派遣も多かったのは歴史的に事実ですね。 独立国を立ててしまったり、全く関係ない地に攻め入ったり、はたから見ると何が目的かわからないことも多かった。 まあそこまでは画がかれていませんが、そんなことを感じながら、ロビンもその犠牲者のような気がします。
徴兵されるロビン
そして戻ると・・・
そしてジョンが近づき
ロビンはフッドをかぶり
世直しをし始める
そして領主に返り咲き
