中学生の琉花(声:芦田愛菜)は、自分の気持ちを言葉で表すのが苦手だった。 夏休み初日、部活でチームメイトと問題を起こしてしまい、母親(声:蒼井優)と距離を置く彼女は、夏の間の居場所を失う。 そこで父(声:稲垣吾郎)が働く水族館に向かい両親との思い出の詰まった大水槽に佇んでいたところ、誰もいないはずの水槽の裏に人影を見る。
そしてその後、魚たちと一緒に泳ぐ不思議な少年・海(声:石橋陽彩)を見つける。 彼はまるで魚と友達のように、軽やかに泳いでいた。 彼はその兄の空(声:浦上晟周)と一緒にジュゴンに育てられたと聞かされる。 海は明るく純真無垢、空は何もかも見透かしているような怖さを秘めていた。 彼らに導かれるように琉花は見たことのない不思議な世界に触れていく。
一方、三人の出会いをきっかけに地球上では様々な現象が発生していた。 夜空から流星が海へ堕ち、海のすべての生き物が日本に集い始める。 そして巨大なザトウクジラが “ソング” とともに海の生き物たちに祭りの “本番” が近いことを伝えていく。
これはちょっと不思議で、人間のなにか愚かしさをまた描いたような作品に感じました。
監督は渡辺歩、監督作品を見るの初めてですね。
琉花の声は芦田愛菜、最近は女優としての活動は少なくなっているようですね。 「劇場版ポケットモンスター みんなの物語」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15670419.html でラルゴの声を当ててしました。
海の声を石橋陽彩、子役、そして歌手として最近めきめきと注目されていて、「リメンバー・ミー」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15430590.html のミゲル役の声を当てていて、美しい歌声も大注目されていました。
物語はある夏休み、琉花はハンドボールの練習で、ラフプレーのお返しに肘うちをしてしまい、しばらく練習を休ませられてしまいました。 行き場所が無く、父の勤めている水族館にいくと、そこで運命的な出会いがありました。
ジュゴンに育てられたという少年:海、そしてその日はいませんでしたが、兄の空と出会うんですね。 二人は幼いころから海で暮していたので、体が水を求めるようになってしまい、こういう環境のところで一時的に暮しています。
しかし二人は琉花に共鳴を感じます。 そして、世界でもある不思議な現象がおきつつあります。 鯨はいつもと違う海域に現れたり、深海の魚が打ち上げられたり、なにか苦しんでいるような、怖がっているような、異常現象が海で起きているんですね。
そして鯨の歌が聞えてきます。
今作は、大変荘厳な地球の環境問題と、隕石の接近が描かれている感じがします。二人の特殊な環境で育った少年たちの名前が “空” と “海”、決して汚してはいけないそんな地球の命の根源を汚しているのが人間、そんなメッセージを感じるお話でした。