anttiorbの映画、映像の世界

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プロフェシー/恐怖の予言

1979年作品、ジョン・フランケンハイマー監督、タリア・シャイア ロバート・フォックスワース アーマンド・アサンテ リチャード・ダイサート出演。

樹林に覆われたメイン州の山岳地帯で、製紙工場のパルプ材伐採作業員が2人行方不明になり、その捜索に出かけたレンジャー部隊の隊員が2重遭難し、発見された彼らの死体は目を覆う程の損傷を負っていた。 
一方、首都ワシントン。 救急病院の医師ロブ(ロバート・フォックスワース)は、オーケストラでチェロを弾いている妻マギー(タリア・シャイア)と満ち足りた結婚生活を送っていた。 しかし、マギーは、子供を欲しがらない夫にただひとつの不満をもち、最近自分が妊娠したことをいつ打明けるべきか悩んでいた。
一方、スラム街に行ったロブは、そこで、政府の役人をしている友人から重要な仕事をもちこまれた。 それは、メイン州の山奥で起っている、製紙工場と先住のインディアン間の森林の権利をめぐるいざこざを解決するための調査というものだった。 畑違いの仕事にとまどうロブだったが結局任務を引き受け、マギーと共に山奥に向った。
飛行場では製紙工場の責任者イズリー(リチャード・ダイサート)が2人を迎え、彼は、数日前に起った二重遭難事故が実はインディアンの仕業に違いないのだと訴えた。 静かな湖畔の山小屋に落ちついてからのある夜明け、マギーが妊娠していることをロブに打ち明けようとしていた時、突然、アライグマがマギーを襲い、ロブが棒を使って始末した。
臆病なアライグマが人間を襲うということに不審を感じたロブは、それから少しの間に、この地帯の多くの異変を目にしていく。 湖の魚は巨大なものが多く、インディアンに病気や機能障害を訴える者が多く、死産や奇型児の出産が増えていることなどだ。
村でインディアンのリーダー、ホークス(アーマンド・アサンテ)と会ったロブは、彼から、それらの原因がすべて製紙工場にあるのだということを聞かされる・・・

ホラー作品ということなんですが、作られた時代をある意味感じさせられるお話でした。
監督はジョン・フランケンハイマー、作品を見たことは無いようですが、どこかで出会いそうな監督ですね。
主演はタリア・シャイア、彼女といえば 「ロッキー」シリーズ https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/MYBLOG/yblog.html?m=lc&sv=%A5%ED%A5%C3%A5%AD%A1%BC&sk=0 ですが、「ゴッド・ファーザー」シリーズ https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/MYBLOG/yblog.html?m=lc&sv=%A5%B4%A5%C3%A5%C9%A5%D5%A5%A1%A1%BC%A5%B6%A1%BC&sk=0 も代表作でしょう。
 ロバート・フォックスワースは 「オーメン2/ダミアン」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14312209.html に出演しています。

物語は医師のロブと妻のマギーが、ある問題に遭遇します。 夫婦仲は悪くないんですが、忙しすぎる夫はなかなか子どもを欲しがらない、そんな中彼女は妊娠して、でもそのことを夫に話せないでいました。 そんな中、ある依頼が夫のところに来ます。 それはネイティヴアメリカンと、製紙工場との軋轢を解決する為の調査ということでした。 しかし謎の遭難事故が起こり、それが先住民の仕業と疑いがかかっているんですね。
そしてそれは恐ろしい現象を、すでに引き起こしているんですね。

今作は、当時の世界を覆っている公害問題が引き金になっていますね。 今考えると、解決している問題かもしれませんが、しかし新たに環境問題が起こっている現在、教訓でもあり、人間が便利さを求めると、必ずどこかにしっぺ返しが来る暗示的な作品でした。

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謎の斬殺死体が挙がる

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ロブが夫婦で調査に

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しかしはじめから地元民と揉める

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しかしそれは重大な問題が起こっていた

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公害で変異したアライグマ

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